2024年度 学院等開講科目 生命理工学院 生命理工学系 生命理工学コース
機能生命科学
- 開講元
- 生命理工学コース
- 担当教員
- 中村 信大 / 折原 芳波 / 越川 直彦 / 小倉 俊一郎 / 黒田 公美
- 授業形態
- 講義 (ライブ型)
- メディア利用科目
- -
- 曜日・時限
(講義室) - 月3-4 / 木3-4
- クラス
- -
- 科目コード
- LST.A421
- 単位数
- 200
- 開講時期
- 2024年度
- 開講クォーター
- 4Q
- シラバス更新日
- 2025年3月14日
- 使用言語
- 英語
シラバス
授業の目的(ねらい)、概要
細胞や組織の恒常性維持は、細胞内、細胞間、組織間における複雑なシグナリングネットワークによって厳密に調節されている。その機能的な破綻は、さまざま疾患の発症と進行を引き起こすことが知られている。
本講義では、生化学、分子生物学、細胞生物学、免疫学、生理学の基礎知識を確認するとともに、高次生命機能や病態生理学的過程について学びを深める。例えば、1)アレルギー疾患および体内時計制御が及ぼす影響、2)がん発症から悪性形質獲得の分子メカニズム、3)細胞間、臓器間の分子コミュニケーションと疾患との関係について学ぶ。
到達目標
本講義を履修することによって次の能力を修得する。
1)生化学、分子生物学、細胞生物学、生理学の基礎知識(ホメオスタシス、代謝、シグナル伝達、ユビキチン化など)について説明できる。
2)細胞の恒常性維持におけるミトコンドリアダイナミクスやユビキチン化の重要性について説明できる。
3)基礎免疫学とアレルギー発症の仕組みを説明できる。
4)体内時計の仕組みと体内時計の免疫系への関わりについて説明できる。
5)がん発症と悪性化の基本的概念とがん医療への応用について説明できる。
6)生物個体の恒常性やストレス応答などを制御する中枢神経系の概要について説明できる。
キーワード
細胞生物学、生理学、免疫学、アレルギー、体内時計(概日リズム)、がん(発がん、浸潤・転移、診断・治療)、疾患分子生物学、細胞間コミュニケーション、ユビキチン化、ミトコンドリア、視床下部、自律神経
学生が身につける力
- 専門力
- 教養力
- コミュニケーション力
- 展開力 (探究力又は設定力)
- 展開力 (実践力又は解決力)
授業の進め方
授業はZOOM配信(ライブ型)で行う。5名の担当教員によるオムニバス形式で、英語で実施する。
授業計画・課題
授業計画 | 課題 | |
---|---|---|
第1回 | ホメオスタシス(小倉) | ホメオスタシスについて説明ができるようになる。 |
第2回 | 代謝とその制御(小倉) | 代謝とその制御について説明ができるようになる。 |
第3回 | シグナル伝達(小倉) | シグナル伝達について説明ができるようになる。 |
第4回 | 細胞生物学(1)ユビキチン化の基礎(中村) | ユビキチン化について説明できるようになり、タンパク質の分解や局在の調節における役割について説明ができるようになる。 |
第5回 | 細胞生物学(2)ミトコンドリアダイナミクス(中村) | ミトコンドリアダイナミクスの分子メカニズムについて説明できるようになり、ミトコンドリア機能維持に果たす役割について説明ができるようになる。 |
第6回 | アレルギー発症のメカニズム(折原) | 基本的な免疫学について学び、アレルギー発症の仕組みを説明できるようになる。 |
第7回 | 体内時計とその制御メカニズム(折原) | 基本的な体内時計について学び、概日リズムの仕組みについて説明できるようになる。 |
第8回 | 体内時計と免疫システム(折原) | 概日リズムを刻む体内時計が免疫系に与える影響について学び、体内時計の重要性について説明できるようになる。 |
第9回 | がん発症のメカニズム(越川) | がん発症の分子メカニズムについて説明できるようになる。 |
第10回 | 悪性化進展のメカニズム(越川) | がん細胞の悪性化進展制御の分子メカニズムについて説明できるようになる。 |
第11回 | がん医療の現状と将来(越川) | がん転移機構について説明できるようになる。 |
第12回 | 生命維持に関わる中枢神経系1(黒田) | 生体恒常性維持にかかわる中枢神経系の基本構造や機能を説明できるようになる。 |
第13回 | 生命維持に関わる中枢神経系2(黒田) | 個体が外界変化に適応して生体恒常性を維持する仕組みの具体例を説明できる。 |
第14回 | 生殖に関わる中枢神経系(黒田) | 次世代に子を残すことを目的とする哺乳類中枢神経系の制御の具体例を説明できる。 |
準備学修(事前学修・復習)等についての指示
学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。
教科書
特になし。
参考書、講義資料等
講義資料は必要に応じて事前にOCW-iにより公開する。
【参考書】The Biology of Cancer (Garland Science)
成績評価の方法及び基準
上記到達目標を達成できたかかどうかを成績評価の基準とし、評価は、各担当者が出題する小テストやレポートの結果により行う。
関連する科目
- LST.A208 : 分子生物学第一
- LST.A213 : 分子生物学第二
- LST.A203 : 生物化学第一
- LST.A218 : 生物化学第二
- LST.A248 : 遺伝学
- LST.A344 : 動物生理学
- LST.A404 : 分子生理学
履修の条件・注意事項
履修条件は特に設けないが、生物化学第一、生物化学第二、分子生物学第一、分子生物学第二を履修し、基本的な生化学、分子生物学とゲノム生物学の知識を習得していることが望ましい。