2024年度 学院等開講科目 生命理工学院 生命理工学系 生命理工学コース
生命倫理特論
- 開講元
- 生命理工学コース
- 担当教員
- 德永 万喜洋 / 鈴木 睦昭 / 増井 徹
- 授業形態
- 講義 (対面型)
- メディア利用科目
- -
- 曜日・時限
(講義室) - 集中講義等
- クラス
- -
- 科目コード
- LST.A419
- 単位数
- 100
- 開講時期
- 2024年度
- 開講クォーター
- 3~4Q
- シラバス更新日
- 2025年3月14日
- 使用言語
- 日本語
シラバス
授業の目的(ねらい)、概要
ES細胞・iPS細胞や遺伝子編集を使った最先端医療、生殖補助医療技術、生命維持、遺伝子診断、遺伝情報の産業利用など、生命科学技術の目覚ましい発展は、医療・創薬、農林水産・工・情報等の広範な業種におよぶ産業利用、環境、日常生活と、広く社会に多大な影響を及ぼしている。これに伴い、次のような問題が多数生じている。
・生命倫理:人の尊厳や人権に関する問題など
・利用:ヒトゲノム情報、遺伝子や細胞の技術、遺伝資源(微生物や動植物)、利益配分に関わる問題(個人と企業や社会、資源保有国と利用国)など
・制限と保全:遺伝子改変の許容範囲、生物多様性に関わる問題など
これらの問題について、科学者・技術者として、社会との関わりにおいて理解し考察を深めることが必須となっている。複数のテーマに関し、講師が具体例を示し解説したうえで、学生間・講師で議論し、考え方を深め、対応の仕方を学ぶ。
到達目標
生命倫理・利用・制限と保全に関し、
1.問題点は何かを理解し説明できる。
2.社会との関わり、社会への影響を説明できる。
3.将来的に何が問題となり得るかを考察できる。
4.科学者・技術者として、問題に対する自らの考えを確立し、社会との関わりの中での対応と解決法を提案できる。
キーワード
ヒトゲノム情報、バイオセキュリティ、遺伝資源、生物多様性
学生が身につける力
- 専門力
- 教養力
- コミュニケーション力
- 展開力 (探究力又は設定力)
- 展開力 (実践力又は解決力)
授業の進め方
本授業は集中講義として開催され、1回につき2.5コマの授業を実施する。
毎回、2時限の講義を休憩をはさみ連続して2回行った後、1時限の討論を行う。
日本語開講です。
対面実施、すずかけキャンパス講義室で行います。オンライン配信はありませんから、注意してください。
講義室は、T2SCHOLAで連絡します。
第1回 令和6年10月03日(木) 5-8限+レポート
第2回 令和6年10月10日(木) 5-8限+レポート
第3回 令和6年11月28日(木) 5-8限+レポート
授業計画・課題
授業計画 | 課題 | |
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第1回 | 「ヒトゲノム情報の性質について(1)」 増井 徹氏(慶應義塾大学医学部 臨床遺伝学センター) ゲノム情報の性質を基盤にして、ゲノム情報の特性と利用の現状について解説し、いくつかの事例について検討し、討論を行う。 | ゲノム情報の性質を基盤にして、ゲノム情報の特性と利用の現状について理解する。 |
第2回 | 「ヒトゲノム情報の性質について(2)」 増井 徹氏(慶應義塾大学医学部 臨床遺伝学センター) ゲノム情報を利用する場合に起こる問題点について解説し、いくつかの事例について検討し、討論を行う。 | ゲノム情報の性質を基盤にして、ゲノム情報利用の問題点について理解し、適切な対応を考える能力を修得する。 |
第3回 | 「遺伝資源・生物多様性の利用と保全」 鈴木 睦昭氏(国立遺伝学研究所 知財室室長) 生物多様性のもたらす遺伝資源、すなわち有用な遺伝子を持つ動植物や微生物の利用は、大きな利益をもたらす。資源提供国と利用国間での利益配分の不公平、生物多様性の危機といった、重要な問題をもたらしている。遺伝資源に関する解説を行い、問題点を検討し、討論を行う。 | 遺伝資源と生物多様性の問題点を理解し、適切な対応を考える能力を修得する。 |
準備学修(事前学修・復習)等についての指示
学修効果を上げるため,配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する 予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。
教科書
指定しない。
参考書、講義資料等
講義資料:ハンドアウトを配布する。
成績評価の方法及び基準
各回でとりあげた生命倫理の諸問題について、科学者・技術者のキャリアプランの視点からの考察を含めたレポートにより評価する (100%)。
関連する科目
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履修の条件・注意事項
特に無し。