2024年度 学院等開講科目 情報理工学院 情報工学系 情報工学コース
インターネット応用特論
- 開講元
- 情報工学コース
- 担当教員
- 太田 昌孝
- 授業形態
- 講義 (ハイフレックス型)
- メディア利用科目
- -
- 曜日・時限
(講義室) - 火1-2 (M-B45(H105)) / 金1-2 (M-B45(H105))
- クラス
- -
- 科目コード
- CSC.T442
- 単位数
- 200
- 開講時期
- 2024年度
- 開講クォーター
- 4Q
- シラバス更新日
- 2025年3月14日
- 使用言語
- 英語
シラバス
授業の目的(ねらい)、概要
インターネットとはウェブのような個別のアプリケーションではなく情報通信基盤であることと、インターネットのアーキテクチャの基本原理であるエンドツーエンド論法についてトランスポート層、アプリケーション層の数々の具体的プロトコルに基づき解説する。受講者が、エンドツーエンド論法を意識したネットワークプロトコル設計ができるようになることを目指す。
到達目標
プロトコルとな何かについて理解すること。インターネットの原理であるエンドツーエンド論法について理解し、具体例を用いて説明できるようになること。あるプロトコルがエンドツーエンド論法に違反していることとその有害性を認識できるようになること
実務経験のある教員等による授業科目等
実務経験と講義内容との関連 (又は実践的教育内容)
兼業による、ソフトバンク技術顧問、モバイルインターネットサービス(株)のCTO等のインターネット構築運用の実務経験あり。rfc1995等の著者であり、IETFでの各種インターネットプロトコル技術標準化の実務にも携わった実務経験あり。インターネット技術の経済的、法的背景についても触れる。
キーワード
エンドツーエンド論法、インターネット、アーキテクチャ、レイヤリング、ケイトネットモデル
学生が身につける力
- 専門力
- 教養力
- コミュニケーション力
- 展開力 (探究力又は設定力)
- 展開力 (実践力又は解決力)
- いろいろなプロトコルについて,なぜそれらが成功・失敗したのか,理論的及び実際的に,技術的・経済的観点から説明する.
授業の進め方
各トピックに関する講義と受講者からの質問やコメント。受講者は講義に対して学期中に最低2回の質問やコメントをすることを要求される。
授業計画・課題
授業計画 | 課題 | |
---|---|---|
第1回 | 講義の紹介とIPv4/IPv6の基礎、UDP (User Datagram Protocol) & DNS (Domain Name System)の説明 | IPv4とIPv6とインターネットアーキテクチャの基本原理であるエンドツーエンド論法についての基礎的な知識を身につける、また、トランスポートプロトコルの一つUDPとUDP上のアプリケーションであるドメイン名システムについて理解する |
第2回 | TCP (Transmission Control Protocol) | トランスポートプロトコルの一つのTCPの再送や輻輳制御の仕組みについて理解する |
第3回 | tftp (trivial file transfer protocol)、ftp (file transfer protocol)、リライアブルマルチキャスト | ファイル転送アプリケーションとして、UDP上のtftp、TCP上のftp、リライアブルマルチキャストについて理解する |
第4回 | 文字コードと国際化(1) | 文字とはアナログではなくデジタルであることと、局所化と国際化の違いについて理解する |
第5回 | 文字コードと国際化(2) | 文字とはアナログではなくデジタルであることと、局所化と国際化の違いについて理解する |
第6回 | smtp (simple mail transfer protocol) とMIME (multipurpose internet mail extensions) | 文字ベースのプロトコルとして、電子メイルのためのsmtpとMIMEについて理解する |
第7回 | 構造化テキスト | 構造化テキストのためのプロトコル群(HTML, HTTP, JAVA等)について理解する |
第8回 | 家電機器制御 | 家電機器制御プロトコルの意義について、テレビ中心とインターネット中心の見方から、理解する |
第9回 | 電話網とインターネット上の電話 | 電話というアプリケーションの、電話網とインターネット上での在り方について理解する |
第10回 | RTP (Real-time Transport Protocol)、利用者認証、課金、RADIUS (remote authentication dial-in user service) | ストリーミングプロトコルであるRTPについて理解する、ユーザ認証や課金のためのプロトコルであるRADIUSについて理解する |
第11回 | 知的所有権と情報通信法制 | 知的所有権や情報通信法制、特にフェアユースについて、理解する |
第12回 | 標準化 | インターネット関連の標準がどのように作成されるかについて、理解する |
第13回 | その他の話題 (1) | 時間が余った場合の、その他の話題 |
第14回 | その他の話題 (2) | さらに時間が余った場合の、その他の話題 |
準備学修(事前学修・復習)等についての指示
学修効果を上げるため,配布資料の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。
教科書
なし
参考書、講義資料等
T2SCHOLA
成績評価の方法及び基準
中間レポート(20%)でインターネットプロトコルの実例に触れ、最終レポート(80%)でインターネットとエンドツーエンド論法への理解度を測る
さらに、講義中のよい質問やコメントには、加点される
関連する科目
- CSC.T441 : インターネットインフラ特論
履修の条件・注意事項
なし
連絡先 (メール、電話番号) ※”[at]”を”@”(半角)に変換してください。
mohta[at]necom830.hpcl.titech.ac.jp, ext. 3299
オフィスアワー
事前予約は不要ですが、在室は不定期です