2024年度 学院等開講科目 情報理工学院 数理・計算科学系 数理・計算科学コース
分散システム
- 開講元
- 数理・計算科学コース
- 担当教員
- 坂本 龍一
- 授業形態
- 講義 (対面型)
- メディア利用科目
- -
- 曜日・時限
(講義室) - 火7-8 (M-B43(H106)) / 金7-8 (M-B43(H106))
- クラス
- -
- 科目コード
- MCS.M429
- 単位数
- 200
- 開講時期
- 2024年度
- 開講クォーター
- 3Q
- シラバス更新日
- 2025年3月14日
- 使用言語
- 英語
シラバス
授業の目的(ねらい)、概要
本年度は英語での開講です。
本講義では分散システムの基礎となるアーキテクチャ、通信、プロセス、名前付け、一貫性、セキュリティ、フォールトトレランスについて紹介し、マイクロサービスを例題に分散システムの構築・運用について実践的に学ぶ。マイクロサービスを効率的に運用するためのオーケストレーションツールやサービスメッシュについて学び、KubernetesやIstioを導入しマイクロサービスを体験する。さらに、コンテナやネットワーク構成の詳細について紹介する。
到達目標
本講義を受講することで以下の能力を習得することができる
1.分散システムを支えるアーキテクチャ、プロセス、通信、セキュリティ等を学ぶことができる
2. マイクロサービスの運用ができるようになる
3. 分散システムの性能評価、性能改善ができるようになる
4. サービスメッシュを用いた分散システムのデバッグ、分析ができるようになる
5. マイクロサービスを支えるコンテナ仮想化、ネットワーク構成を理解し、正しく利用できるようになる
キーワード
分散システム、マイクロサービス、フォールトトレラント、オートスケール、分散トレーシング、Kubernetes
学生が身につける力
- 専門力
- 教養力
- コミュニケーション力
- 展開力 (探究力又は設定力)
- 展開力 (実践力又は解決力)
授業の進め方
スライドをベースに講義を行う。VMを用いてネットワークプログラミング演習を行う
授業計画・課題
授業計画 | 課題 | |
---|---|---|
第1回 | 導入 分散システムの概要を学ぶ | 特になし |
第2回 | 分散アーキテクチャ 分散システムの基本的な内容について身に着ける | 特になし |
第3回 | プロセス 分散システムでは用途に応じて様々なプロセスの利用方法がある。通信を効率的に行うプロセスの詳細について学ぶ。 | ネットワーク基礎に関する演習 |
第4回 | 通信 分散システムにおける通信について紹介し、分散した複数要素が協調して動作するための仕組みを学ぶ | 特になし |
第5回 | ネットワークプログラミング入門 ネットワークプログラミングについて学ぶ。簡単なサーバー、クライアントを作成する。 | 特になし |
第6回 | 名前解決 分散したリソースを一意に認識するためには名前解決が必要であり、分散システムの名前付けについて学ぶ | 名前解決に関する演習 |
第7回 | 一貫性とレプリカ データをコピーし分散配置することで信頼性と性能を向上させることができるが、一貫性を担保することが重要となる。分散システムにおいてデータのコピーであるレプリカの配置と一貫性の担保について学ぶ | 特になし |
第8回 | ネットワークプログラミング 中編 WebサーバーとL4 LBについて学ぶ | ネットワークプログラムに関するレポート課題 |
第9回 | フォールトトレランス 分散システムにて発生しうる障害について紹介し、対策を学ぶ。 | 特になし |
第10回 | セキュリティ 分散システムのセキュリティについて学ぶ | 特になし |
第11回 | マイクロサービス コンテナやマイクロサービスについて学ぶ | 特になし |
第12回 | 分散システムの監視、管理、制御 分散システムの監視、管理について学ぶ | 分散システムに関する演習 |
第13回 | ネットワークプログラミング 応用1/2 トレーシングについて学ぶ | マイクロサービスに関するレポート課題 |
第14回 | ネットワークプログラミング 応用2/2 トレーシングについて学ぶ | 特になし |
準備学修(事前学修・復習)等についての指示
学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する 予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。
教科書
マーテン・バン・スティーン、アンドリュー・S・タネンバウムのDistiributed Systemsを参考に講義を行う。
https://www.distributed-systems.net/index.php/books/ds4/
参考書、講義資料等
特になし
成績評価の方法及び基準
小規模な演習
2回のレポート課題
関連する科目
- MCS.T233 : 計算機システム
- MCS.T314 : オペレーティングシステム
履修の条件・注意事項
ネットワークに関する基本的な知識を有していることが望ましい。