2024年度 学院等開講科目 情報理工学院 数理・計算科学系 知能情報コース
高信頼人工知能
- 開講元
- 知能情報コース
- 担当教員
- 佐久間 淳
- 授業形態
- 講義 (ハイフレックス型)
- メディア利用科目
- -
- 曜日・時限
(講義室) - 火5-6 (M-178(H1101)) / 金5-6 (M-178(H1101))
- クラス
- -
- 科目コード
- ART.T555
- 単位数
- 200
- 開講時期
- 2024年度
- 開講クォーター
- 3Q
- シラバス更新日
- 2025年3月14日
- 使用言語
- 英語
シラバス
授業の目的(ねらい)、概要
本講義では高信頼人工知能に関するやや発展的な内容について学びます. 経験損失最小化の枠組みから機械学習を統一的に捉え直し、機械学習の汎化能力について議論します。その後、深層学習の動作原理を学び、深層学習の判断や意思決定が信頼されるために必要な要件と、それを実現するための理論と技術を学びます。具体的には、説明可能AI、データプライバシの保護、AIの公平性、AIセキュリティについて学びます。本講義の目的は,1)機械学習と深層学習の原理と仕組みに関する知識を習得し,2)機械学習と深層学習が人間からの信頼を得るために必要な技術的仕組みを理解することである.
到達目標
本講義を履修することによって,以下の数理的知識と応用技術を習得させる.
1) 機械学習技術
2) 高信頼人工知能技術
実務経験のある教員等による授業科目等
実務経験と講義内容との関連 (又は実践的教育内容)
民間企業におけるデータサイエンス/AIに関する業務経験
キーワード
経験損失最小化、深層学習、説明可能AI、データプライバシ、AI公平性、AIセキュリティ
学生が身につける力
- 専門力
- 教養力
- コミュニケーション力
- 展開力 (探究力又は設定力)
- 展開力 (実践力又は解決力)
授業の進め方
講義はスライドを使った講義と演習の併用によって進める
授業計画・課題
授業計画 | 課題 | |
---|---|---|
第1回 | 高信頼AI概論 | 講義の目的と高信頼AIの概要 |
第2回 | 経験損失最小化1 | 教師あり学習と経験損失最小化の枠組みの理解 |
第3回 | 経験損失最小化2 | 教師あり学習と経験損失最小化の枠組みの理解 |
第4回 | 深層識別モデル | 識別モデルを対象としたニューラルネットワークの仕組み |
第5回 | 識別モデルの公平性 | 識別モデルによる決定の公正さの評価とその達成 |
第6回 | 識別モデルのプライバシー | 識別モデルにおけるプライバシー侵害とプライバシー保護 |
第7回 | 識別モデルのセキュリティ | 識別モデルに対する攻撃と防御 |
第8回 | 識別モデルの説明可能性 | 識別モデルの識別根拠の提示とその信頼性 |
第9回 | 言語モデル | Transformerの動作メカニズム |
第10回 | 言語モデルのアライメント | 言語モデルにおけるミスアライメントとはなにか、それをどうのように防ぐか |
第11回 | 言語モデルのプライバシー | 言語モデルが引き起こすプライバシー侵害とその対策 |
第12回 | 言語モデルのセキュリティ | 言語モデルに対する攻撃と防御 |
第13回 | 言語モデルの解釈可能性 | 言語モデルの計算過程の理解とその解釈の方法論 |
第14回 | 討論 | AI信頼性に関する議論 |
準備学修(事前学修・復習)等についての指示
学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する 予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。
教科書
スライドにて提供
参考書、講義資料等
深層学習 (機械学習プロフェッショナルシリーズ), 岡谷貴之, 講談社
データ解析におけるプライバシー保護 (機械学習プロフェッショナルシリーズ), 佐久間淳, 講談社
成績評価の方法及び基準
授業開始時に実施する確認問題(65%)および期末レポート(35%)
関連する科目
- CSC.T254 : 機械学習
- ART.T458 : 先端機械学習
- CSC.T242 : 確率論・統計学
- CSC.T272 : 人工知能
- CSC.T352 : パターン認識
履修の条件・注意事項
ある程度復習しながら進めますが、大学学部レベルの初等的な線形代数、解析学、確率論、統計学の履修経験が必要になります。