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2024年度 学院等開講科目 情報理工学院 情報工学系

論理回路理論

開講元
情報工学系
担当教員
曹 洋
授業形態
講義 (対面型)
メディア利用科目
-
曜日・時限
(講義室)
火7-8 (W2-402(W242)) / 金7-8 (W2-402(W242))
クラス
-
科目コード
CSC.T252
単位数
200
開講時期
2024年度
開講クォーター
3Q
シラバス更新日
2025年3月17日
使用言語
日本語

シラバス

授業の目的(ねらい)、概要

ディジタル回路を設計・解析するための基礎理論である論理回路理論を修得する。
情報工学分野において、コンピュータのハードウェアとソフトウェアが一つのシステムとして連続していることを理解することは非常に重要である。論理回路理論は、プロセッサに代表される高度なディジタル回路の設計や動作の理解の礎となる。コンピュータのハードウェアの動作を理解することは、ソフトウェアの動作の本質的な理解にも繋がる。
具体的な講義項目は、論理回路理論である論理代数や論理関数とその性質、組合せ回路や順序回路の設計方法、ならびにハードウェア記述言語を利用したソフトウェアによるディジタル回路の記述手法等である。

到達目標

本講義の履修により、次の能力を修得する。
・ディジタル回路の理解に必須な論理代数、論理関数の諸性質が理解できる。
・組合せ回路や順序回路を理解でき、それらの設計ができる。
・ハードウェア記述言語を利用してソフトウェア上でディジタル回路を記述できる。

キーワード

論理代数、論理関数、組合せ論理回路、順序回路、ハードウェア記述言語

学生が身につける力

  • 専門力
  • 教養力
  • コミュニケーション力
  • 展開力 (探究力又は設定力)
  • 展開力 (実践力又は解決力)

授業の進め方

講義の80%を教授項目の説明を行ない、残りの20%を理解度のチェックを兼ねた簡単な演習と、その解説を行ないます。2回の講義は計算機で演習を行います。

授業計画・課題

授業計画 課題
第1回 論理代数、論理式、双対性 論理代数、論理式、双対表現について理解する
第2回 論理関数の包含関係と、極大項表現と極小項表現 論理関数の包含関係ならびに極大項表現と極小項表現を理解する
第3回 NAND形式、NOR形式、Reed-Muller展開、論理代数方程式 NANあるいはNORのみによる論理式の表現とReed-Muller展開、ならびに論理代数方程式を理解する
第4回 ユネイト関数、単調関数、双対関数、対称関数、線形関数、閾値関数 ユネイト関数、単調関数、双対関数、対称関数、線形関数、閾値関数の性質を理解する
第5回 組合せ回路の設計: カルノー図 カルノー図を利用した組み合わせ回路の設計法を理解する
第6回 組合せ回路の設計: Quine-McCluskey法 Quine-McCluskey法による組合せ回路の設計法を理解する
第7回 ハードウェア記述言語による組合せ回路の記述 ハードウェア記述言語による組合せ回路の記述法を理解する
第8回 順序回路の構成 順序回路の仕組みについて理解する
第9回 状態遷移と状態割当て 順序回路の状態遷移と状態の割当て法を理解する
第10回 フリップフロップによる順序回路の設計 フリップフロップを利用した順序回路の実現方法を理解する
第11回 状態の等価性と順序回路の簡単化 状態の等価性を利用した順序回路の簡単化を理解する
第12回 状態の両立性と順序回路の簡単化 状態の両立性を利用した順序回路の簡単化を理解する
第13回 特別な機能をもつ論理回路 論理回路を利用した特別な機能を持つ回路とその応用を理解する。
第14回 ハードウェア記述言語による順序回路の記述 ハードウェア記述言語による順序回路の記述法を理解する

準備学修(事前学修・復習)等についての指示

学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。

教科書

一色剛・熊澤逸夫著 「論理回路」 数理工学社

参考書、講義資料等

英文の参考書を挙げる。
Tsutomu Sasao, "SWITCHING THEORY FOR LOGIC SYNTHESIS", Kluwer Academic Publishers, 1999

成績評価の方法及び基準

論理代数、論理関数、組合せ論理回路、順序回路に関する理解度を評価する。レポート課題(50%)、期末試験(50%)で成績を評価する。

関連する科目

  • CSC.T341 : コンピュータ論理設計
  • CSC.T363 : コンピュータアーキテクチャ
  • CSC.T433 : 先端コンピュータアーキテクチャ

履修の条件・注意事項

履修の必須条件は設けない。

その他

履修人数制限が必要な場合には、情報工学系の学生を優先することがあります。