2024年度 学院等開講科目 情報理工学院 数理・計算科学系
数理統計学
- 開講元
- 数理・計算科学系
- 担当教員
- 金森 敬文 / 川島 孝行
- 授業形態
- 講義/演習 (対面型)
- メディア利用科目
- -
- 曜日・時限
(講義室) - 火3-4 (W9-327(W936)) / 金3-4 (W9-327(W936)) / 金7-8 (W9-327(W936))
- クラス
- -
- 科目コード
- MCS.T223
- 単位数
- 210
- 開講時期
- 2024年度
- 開講クォーター
- 3Q
- シラバス更新日
- 2025年3月17日
- 使用言語
- 日本語
シラバス
授業の目的(ねらい)、概要
統計学はデータから有用な情報を引き出し,予測や意思決定に役立てるための方法論である.本講義では,数理統計学の推定論と検定論に関する標準的な事項を解説する.まず推定論における不偏推定とクラメール・ラオ不等式の関係や最尤推定などについて説明する.次に実用上重要な信頼区間について紹介し,その後,検定の考え方や最適な検定法について説明する.さらに,線形回帰における最小二乗法,信頼区間,検定を解説する.
到達目標
到達目標:数理統計学の標準的な基礎事項を学び,統計的諸手法の理論的基礎を理解する.
テーマ:統計学における一般論と具体的な計算を通して,観測データの背後にある確率構造を知るための方法論を学ぶ.
キーワード
不偏推定,最尤推定,クラメール・ラオの不等式,フィッシャー情報量,漸近論,信頼区間,ブートストラップ法,フィッシャーの有意性検定,ネイマン・ピアソンの補題,線形回帰,最小二乗法,変数選択
学生が身につける力
- 専門力
- 教養力
- コミュニケーション力
- 展開力 (探究力又は設定力)
- 展開力 (実践力又は解決力)
授業の進め方
講義と演習で授業を進める.講義では毎回小テストを実施する.演習では,各自問題を解答し,レポートを解いて提出する.
授業計画・課題
授業計画 | 課題 | |
---|---|---|
第1回 | 確率変数の収束とスラツキーの定理 | 確率変数の収束とスラツキーの定理を学ぶ |
第2回 | 演習 | 講義内容に関する演習をおこなう |
第3回 | 不偏推定量 | 不偏推定量について学ぶ. |
第4回 | フィッシャー情報量とクラメール・ラオの不等式 | フィッシャー情報量とクラメール・ラオ不等式について学び,不偏推定量の推定精度を理解する. |
第5回 | 演習 | 講義内容に関する演習を行う. |
第6回 | 最尤推定量 | 汎用的な統計手法である最尤推定について学ぶ.最尤推定量の計算法や統計的性質を学ぶ |
第7回 | 最尤推定量の統計的性質 | 統計的漸近理論のデルタ法を学ぶ.最尤推定量の漸近一致性,漸近正規性などの統計的性質を学ぶ |
第8回 | 演習 | 講義内容に関する演習を行う. |
第9回 | 信頼区間 | 信頼区間の考え方と計算法を学ぶ. |
第10回 | ブートストラップ信頼区間 | ブートストラップ信頼区間を学ぶ. |
第11回 | 演習 | 講義内容に関する演習を行う. |
第12回 | 統計的仮説検定の考え方,誤り確率 | 検定論の考え方と基礎事項を学ぶ |
第13回 | ネイマン・ピアソンの補題 | 検定の最適性を特徴付けるネイマン・ピアソンの補題を学ぶ |
第14回 | 演習 | 講義内容に関する演習を行う. |
第15回 | 尤度比検定 | 尤度比検定を学ぶ.尤度比検定の漸近論を理解する. |
第16回 | 演習 | 講義内容に関する演習を行う. |
第17回 | 線形回帰と最小2乗法 | 回帰分析の問題設定と最小2乗法を学ぶ. |
第18回 | 線形回帰における信頼区間,仮説検定 | Confidence interval and statistical test for linear regression models. |
第19回 | 演習 | 講義内容に関する演習を行う. |
第20回 | 線形回帰における変数選択 | 線形回帰モデルにおける変数選択の方法を学ぶ. |
第21回 | まとめ | 講義の総括する. |
第22回 | 演習 | 講義内容に関する演習を行う. |
準備学修(事前学修・復習)等についての指示
学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ本学の学修規程で定められた時間を目安に行う。
教科書
特になし
参考書、講義資料等
講義資料を配布する.
参考テキスト:久保川 達也,データ解析のための数理統計入門,共立出版, 2023.
成績評価の方法及び基準
講義:小テスト(20%),期末試験(40%)
演習:レポート(40%)
関連する科目
- MCS.T212 : 確率論基礎
- MCS.T332 : データ解析
履修の条件・注意事項
「確率論基礎」の知識があることが望ましい.初回講義までにT2SCHOLAの「確率論の復習」のビデオを確認しておくこと.