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2024年度 学院等開講科目 物質理工学院 応用化学系 応用化学コース

高分子構造特論

開講元
応用化学コース
担当教員
古屋 秀峰
授業形態
講義 (対面型)
メディア利用科目
-
曜日・時限
(講義室)
木3-4 (S4-203(S423))
クラス
-
科目コード
CAP.P522
単位数
100
開講時期
2024年度
開講クォーター
1Q
シラバス更新日
2025年3月14日
使用言語
英語

シラバス

授業の目的(ねらい)、概要

 はじめに、高分子鎖の一次構造と形成する立体構造について概説します。回転異性状態近似に基づく高分子1本鎖のコンホメーションと物性を評価する方法について説明します。さらに高分子集合体のアモルファス構造、動的な構造特性、および配向構造について解説します。最後に,高分子鎖の立体構造転移と転移に伴う物性変化について解説し,高分子材料の物性制御へ応用した例について紹介します。
 高分子鎖は、結合様式の組合せの多様性から無数の一次構造が考えられ、様々な立体構造が形成されて固有の物性を発現します。高分子の1本鎖の固有の性質と分子間相互作用を理解することは、高分子構造の基礎研究において必要不可欠であり、かつ、新規高分子材料の創製を目指した応用研究でも役立ちます。

到達目標

本講義を履修することにより、高分子の構造に関する以下の能力を習得できる。
1) 高分子鎖のコンホメーション特性と物性相関を説明できる。
2) 高分子のアモルファス構造と動的構造における特徴を理解できる。
3) 高分子が形成する構造の転移挙動と機構 を理解できる。

キーワード

コンホメーション、アモルファス、配向構造、動的構造、構造転移

学生が身につける力

  • 専門力
  • 教養力
  • コミュニケーション力
  • 展開力 (探究力又は設定力)
  • 展開力 (実践力又は解決力)

授業の進め方

講義内容は、スライドを利用した対面型で行う。講義中に理解度確認のチェックテストを行う。

授業計画・課題

授業計画 課題
第1回 高分子の一次構造と立体構造ー概要 高分子の一次構造と形成される立体構造を理解する。
第2回 高分子のコンホメーションと物性 高分子鎖のコンホメーションとコンホメーションに依存する物性を理解する。
第3回 アモルファス構造 高分子が形成するアモルファス構造の特性を理解する。
第4回 動的構造1 バルク構造における高分子鎖の動的特性を理解する。
第5回 動的構造2 バルク状態の動的構造の特徴と評価方法を理解する。
第6回 配向構造 高分子鎖の配向構造と異方的物性について理解する。
第7回 構造転移 立体構造転移と転移機構について理解する。

準備学修(事前学修・復習)等についての指示

学修効果を上げるため,配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。

教科書

教科書:特になし

参考書、講義資料等

高分子学会編「基礎高分子科学」東京化学同人 2006
松下他「高分子の構造と物性」講談社 2013
M. Rubinstein and R. H. Colby, "Polymer Physics", Oxford University Press, 2003

成績評価の方法及び基準

出欠状況と授業中に出題する理解度テストと課題レポートにより評価する。

関連する科目

  • CAP.P221 : 高分子物理第一(溶液物性)
  • CAP.P202 : 高分子統計力学
  • CAP.P222 : 高分子物理第二(固体構造)

履修の条件・注意事項

高分子物理の知識を有していることが望ましい。