2024年度 学院等開講科目 物質理工学院 応用化学系 エネルギー・情報コース
先端エネルギー技術
- 開講元
- エネルギー・情報コース
- 担当教員
- 平井 秀一郎 / 末包 哲也
- 授業形態
- 講義 (対面型)
- メディア利用科目
- -
- 曜日・時限
(講義室) - 木7-8 (W2-401(W241))
- クラス
- -
- 科目コード
- ESI.K580
- 単位数
- 100
- 開講時期
- 2024年度
- 開講クォーター
- 1Q
- シラバス更新日
- 2025年3月14日
- 使用言語
- 英語
シラバス
授業の目的(ねらい)、概要
次世代の持続可能な社会を構築する上で、大気中への二酸化炭素排出抑制やエネルギー資源の確保は必要不可欠になっています。これらを実現する上で必須となる将来のエネルギーシステムについて熱力学の知識に基づいてその全体像を俯瞰します。エネルギー・環境に関連する先端的な技術である、燃料電池、蓄電池、二酸化炭素地下貯留技術、原油増進回収技術を題材としてそこに横たわるエネルギーの基本原理について解説します。また、これらに共通してみられる多孔質内混相流に関して概説を行い、これらの知識をベースとして原油回収や二酸化炭素地下貯留における流動現象について解説します。
本講義には二つのねらいがある。ひとつは、エネルギー要素技術の動作原理を熱力学の視点から理解すること、さらに、これらを統合したエネルギーシステムとして捉えたときに熱力学観点からシステムの長所短所を議論できる能力を身につけることである。一般社会においてはエネルギー環境問題に関する断片的な情報が流布しているが、正確な科学技術的な知見に基づいて、統合的な意見を意見を述べることができるようになることをもう一つのねらいとする。
到達目標
最新の技術に追従できる知識を有するとともに、新技術から旧来の技術にわたり普遍的に存在するエネルギー理工学の根本原理を理解習得することを到達目標とします。
1) 熱力学等の基礎知識に基づいて燃料電池、蓄電池の動作原理を説明できること。
2) 多孔質内流動を支配する現象について説明できること。
3) 燃料電池、蓄電池、二酸化炭素地下貯留など講義で取り上げたトピックスについてエネルギー、環境、社会的側面から議論できること。
キーワード
エネルギー変換、エクセルギー、ギブス自由エネルギー、電気化学、燃料電池、二次電池、化石燃料、非在来型資源、二酸化炭素地下貯留技術
学生が身につける力
- 専門力
- 教養力
- コミュニケーション力
- 展開力 (探究力又は設定力)
- 展開力 (実践力又は解決力)
授業の進め方
エネルギー環境技術に関連した最新のトピックスについて講述します。普段から当該分野における国内外の動向に関心を持って下さい。
授業計画・課題
授業計画 | 課題 | |
---|---|---|
第1回 | エネルギー変換とエクセルギー、ギブス自由エネルギー | 持続可能社会構築にむけてエネルギー変換がなぜ重要なのか理解する。 |
第2回 | 化学・熱・電気のエネルギーの関係 | エネルギーの種類とその相互関係について理解する。 |
第3回 | 燃料電池と二次電池 | 化学エネルギーから電気エネルギーへの変換の原理と実際の理解,エネルギー貯蔵としての二次電池の原理と実際の理解 |
第4回 | 二酸化炭素地下貯留技術 | エネルギー、環境、社会から見た技術の位置づけを説明できる。 |
第5回 | 化石燃料資源回収技術 | 化石燃料資源に関わる現状の諸問題を理解する。 |
第6回 | 非在来型燃料資源回収技術 | 非在来型資源を利用可能とする技術的進展は何か? |
第7回 | 多孔質内混相流 | ダルシー則、毛管圧について説明できるようになる。 |
準備学修(事前学修・復習)等についての指示
学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。
教科書
必要に応じて資料を配付
参考書、講義資料等
特に指定しないが、世界的な動向を常にウオッチしてることが望ましい。
成績評価の方法及び基準
講述した内容に関するレポートに基づいて、理解度、考察の独自性、論理的思考力の観点から成績を評価する。
関連する科目
- MEC.E201 : 熱力学(機械)
- MEC.E311 : 伝熱学
- MEC.E331 : エネルギー変換工学
- MEC.F201 : 基礎流体力学
- MEC.F331 : 応用流体力学
履修の条件・注意事項
1) 熱力学および流体力学に関する基礎科目である熱力学(機械)、伝熱学、エネルギー変換工学、基礎流体力学基礎、応用流体力学を履修していること、それと同等の知識を有すること