2024年度 学院等開講科目 物質理工学院 材料系 エネルギー・情報コース
再生可能エネルギー変換材料特論
- 開講元
- エネルギー・情報コース
- 担当教員
- 松下 祥子
- 授業形態
- 講義 (ライブ型)
- メディア利用科目
- -
- 曜日・時限
(講義室) - 金5-6
- クラス
- -
- 科目コード
- ESI.J460
- 単位数
- 100
- 開講時期
- 2024年度
- 開講クォーター
- 2Q
- シラバス更新日
- 2025年3月14日
- 使用言語
- 英語
シラバス
授業の目的(ねらい)、概要
再生可能エネルギーを生み出すには、多くの無機材料が使用されている。本講義では特に半導体内の励起電荷を用いるpn接合型太陽電池・量子ドット増感型太陽電池・ゼーベック型熱電・半導体増感熱利用発電を理解するため、半導体工学・電気化学・非平衡熱力学の基礎を学ぶ。本講義後、各自の研究テーマに関連した部分の自習を求める。
到達目標
エネルギーバンドギャップから生み出される励起電荷の物理に対し、分子内・半導体内、光励起・熱励起それぞれについて理解し、再生可能エネルギーシステムを生み出す素地を作る。
キーワード
エネルギー問題、熱電、太陽電池、半導体、電気化学、熱力学
学生が身につける力
- 専門力
- 教養力
- コミュニケーション力
- 展開力 (探究力又は設定力)
- 展開力 (実践力又は解決力)
授業の進め方
オンライン。
授業計画・課題
授業計画 | 課題 | |
---|---|---|
第1回 | 半導体内の励起電荷(光、熱) | 半導体内でなぜ励起電荷が生じるのかを理解する。 |
第2回 | pn接合とフェルミ・擬フェルミ準位 | pn接合、フェルミ準位、擬フェルミ準位について説明できるようになる。 |
第3回 | 半導体/電解液界面の電子のやり取り | 半導体のバンド位置と電解液内の反応種の準位が、どんな時に、どのような反応が起きるのかを説明できるようになる。 |
第4回 | 励起電荷による酸化還元反応-色素増感型太陽電池と半導体増感型熱利用発電 | 励起電荷による酸化還元反応について、律速段階となるプロセスは何があるのか、それはどのように判断するのかを説明できるようになる。 |
第5回 | 太陽電池・半導体増感型熱利用発電とエントロピーの関係 | 太陽電池、半導体増感型熱利用発電における、エントロピーの議論について考察を深める。 |
第6回 | 非平衡熱力学 | 再生可能エネルギーからの電力取得を、エネルギーの流れでとらえられるようになる。 |
第7回 | 半導体増感型熱利用発電の最新の動向 | 新しい熱エネルギー変換技術、半導体増感型熱利用発電の最新の動向を学ぶ |
準備学修(事前学修・復習)等についての指示
学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する 予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。
教科書
半導体部:「太陽電池の物理」by Peter Wurfel (著), 宇佐美 徳隆 (翻訳) 、丸善 (June 1, 2010)
電気化学:例)「電気化学」中戸義禮、藤平正道、魚崎浩平 (東京化学同人)
参考書、講義資料等
公開総説:
「新たな発電技術で未来を創る」
https://www.yhmf.jp/as/postnumber/vol_86_05.html
半導体増感型熱利用発電 解説動画:
https://www.youtube.com/@elleThermo
成績評価の方法及び基準
レポート(予定)
関連する科目
- MAT.C312 : 電気化学(C)
- MAT.C317 : 界面化学(C)
履修の条件・注意事項
以下の単語について学んだことがあるものが望ましい:エネルギーバンド、バンドギャップ、酸化還元反応
連絡先 (メール、電話番号) ※”[at]”を”@”(半角)に変換してください。
松下祥子
東京工業大学 准教授
matsushita.s.ab[at]m.titech.ac.jp