2024年度 学院等開講科目 物質理工学院 応用化学系
無機化学4(錯体構造)
- 開講元
- 応用化学系
- 担当教員
- 村橋 哲郎
- 授業形態
- 講義 (対面型)
- メディア利用科目
- -
- 曜日・時限
(講義室) - 金1-2 (S4-201(S421))
- クラス
- -
- 科目コード
- CAP.N205
- 単位数
- 100
- 開講時期
- 2024年度
- 開講クォーター
- 3Q
- シラバス更新日
- 2025年3月17日
- 使用言語
- 日本語
シラバス
授業の目的(ねらい)、概要
[講義の概要] 本講義では、遷移金属錯体の構造と性質に関する基礎を講義する。遷移金属錯体の幾何構造および電子構造を理解するための基本原理について解説する。
[講義のねらい] 無機化学分野において、遷移金属錯体の化学は重要な位置を占めている。遷移金属錯体は金属原子やイオンに対して配位子が結合することにより生じる。その幾何構造や電子構造に関する基礎原理を講義することにより、遷移金属錯体が関わる実践的な応用化学領域へ展開する上での基盤を構築できる。本講義では、遷移金属と配位子の間に形成される結合を理解するための理論モデルを講義する。この理論モデルに基づいて金属錯体の磁気的性質を説明する。
到達目標
本講義を履修することによって次の能力を習得する。
1) 金属錯体の配位構造について理解し、説明できる。
2) 金属―配位子間結合について、基本的な知識と考え方を説明できる。
キーワード
金属錯体、配位化学、配位結合、結晶場理論、配位子場理論、磁性、18電子則、π―配位、逆供与相互作用
学生が身につける力
- 専門力
- 教養力
- コミュニケーション力
- 展開力 (探究力又は設定力)
- 展開力 (実践力又は解決力)
授業の進め方
本講義は、(1)配位結合(2)錯体の物性、(3)有機金属錯体、の順番で進める。そして最終回に、理解度確認のための演習と解説を実施する。
授業計画・課題
授業計画 | 課題 | |
---|---|---|
第1回 | 遷移金属錯体 | 周期表における遷移金属の特徴について説明できる。 |
第2回 | 金属錯体の配位構造 | 金属錯体の配位構造について説明できる |
第3回 | 結晶場理論と配位子場理論 | 金属―配位子結合に関する理論モデルである結晶場理論と配位子場理論を説明できる。 |
第4回 | 金属錯体の磁気的性質 | 金属―配位子結合に関する理論モデルに基づいて、金属錯体の磁気的性質を説明できる。 |
第5回 | 有機金属錯体と18電子則 | 有機金属錯体の分類について理解し、価電子数を数えることができる。 |
第6回 | 有機金属錯体の金属―配位子結合 | 有機金属化合物における配位結合について説明できる。 |
第7回 | 理解度確認のための演習と解説 | 演習により総合的な理解度を高め,到達度を自己評価する。 |
準備学修(事前学修・復習)等についての指示
学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。
教科書
P. Atkins, T. Overton, J. Rourke, M. Weller, F. Armstrong著、田中、高橋、安部、平尾、北川 訳「シュライバー・アトキンス無機化学(上・下)」第6版(東京化学同人)ISBN: 978-4-8079-0898-1(上)、978-4-8079-0899-8(下)
参考書、講義資料等
講義資料は講義中に配布するとともにT2SCHOLAにアップロードする。
成績評価の方法及び基準
期末試験(85%)と授業参加度(15%)(授業参加度は授業での小テストなどにより算出する)。
関連する科目
- CAP.N201 : 無機化学1(結合)
- CAP.N202 : 無機化学2(構造・反応)
- CAP.N203 : 無機化学3(元素・化合物)
- CAP.N206 : 無機化学5(錯体反応)
- CAP.N303 : 錯体触媒化学
履修の条件・注意事項
履修条件は設けない。無機化学1(CAP.N201)、無機化学2(CAP.N202)、無機化学3(CAP.N203)を履修していることが望ましい。
連絡先 (メール、電話番号) ※”[at]”を”@”(半角)に変換してください。
村橋哲郎 murahashi.t.aa[at]m.titech.ac.jp
オフィスアワー
メールで事前予約すること。