2024年度 学院等開講科目 物質理工学院 材料系
有機材料合成化学B
- 開講元
- 材料系
- 担当教員
- 道信 剛志
- 授業形態
- 講義 (対面型)
- メディア利用科目
- -
- 曜日・時限
(講義室) - 火7-8 (S8-102)
- クラス
- -
- 科目コード
- MAT.P315
- 単位数
- 100
- 開講時期
- 2024年度
- 開講クォーター
- 2Q
- シラバス更新日
- 2025年3月14日
- 使用言語
- 日本語
シラバス
授業の目的(ねらい)、概要
高分子合成化学および重合反応論の基礎を概説します。付加重合,重縮合,開環重合,錯体触媒重合のそれぞれにおいて重合が進行する駆動力について解説します。特に,重縮合における反応率・モノマー等量性の理論を詳細に解説し,分子量や多分散度を決定する因子について説明します。また,制御重合法であるアニオン重合の発見とその応用,錯体触媒重合による高分子の立体規則性の制御についても紹介します。さらに,非線状高分子や網目構造の高分子を合成する方法についても示します。
到達目標
【到達目標】 本講義を履修することによって,有機高分子材料の合成化学に関する基礎知識を習得することを到達目標とします。連鎖的重合反応と逐次的重合反応それぞれについて分子量や多分散度を決定する因子を理解し,それらの知識を用いて汎用高分子を合成する方法論を学ぶことを目標とします。
【テーマ】 本講義では,有機合成化学の知識を有機高分子材料の合成に応用する考え方を理解し,身の周りの高分子材料を設計するための基礎を築くことを目的とします。
キーワード
高分子,有機化学,分子量分布,共重合,イオン重合,リビング重合,錯体触媒重合,立体規則性,開環重合,重縮合,重付加,非線状高分子,高分子反応
学生が身につける力
- 専門力
- 教養力
- コミュニケーション力
- 展開力 (探究力又は設定力)
- 展開力 (実践力又は解決力)
授業の進め方
毎回の講義前半で前回のまとめを行い,今回の要点を示します。講義の後半で,前半で示した要点を教授すると共に,必要に応じて問題を解かせます。各回の学習目標をよく読み,予習・復習を行って下さい。
授業計画・課題
授業計画 | 課題 | |
---|---|---|
第1回 | イオン重合とリビング重合 | イオン重合の素反応とリビング重合の定義について説明できるようになる。 |
第2回 | 錯体触媒重合と立体規則性重合 | 錯体触媒を用いたオレフィンの重合と生成高分子の立体規則性について説明できるようになる。 |
第3回 | 開環重合 | 開環重合の素反応について説明できるようになる。 |
第4回 | 重縮合と重付加 | 重縮合および重付加の機構と生成する高分子の特徴について説明できるようになる。 |
第5回 | ブロック共重合とグラフト共重合 | ブロック共重合およびグラフト共重合の方法と生成する高分子の特徴について説明できるようになる。 |
第6回 | 高分子反応と架橋反応 | 高分子反応の方法と生成する高分子の特徴について説明できるようになる。 |
第7回 | 復習および期末試験 | 各項目の内容を復習し,十分に理解できるようになる。 |
準備学修(事前学修・復習)等についての指示
学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。
教科書
高分子学会編「基礎高分子科学 第2版」東京化学同人
参考書、講義資料等
高分子学会編「基礎高分子科学 演習編」東京化学同人
成績評価の方法及び基準
重合反応の考え方,分子量の計算法及びそれらの応用に関する理解度を評価する。講義中の課題および期末試験で合否を判定する。
関連する科目
- MAT.P211 : 有機化学(構造-I)
- MAT.P212 : 有機化学(構造-II)
- MAT.P213 : 有機化学(反応)A
- MAT.P214 : 有機化学(反応)B
- MAT.P311 : 有機化学(機能)A
- MAT.P312 : 有機化学(機能)B
- MAT.P314 : 有機材料合成化学A
- MAT.P316 : 有機材料合成化学C
- MAT.P395 : 有機機能材料化学
- MAT.P396 : 有機機能生化学
履修の条件・注意事項
有機化学(構造-I), 有機化学(構造-II),有機化学(反応)A,有機化学(反応)B,有機材料合成化学Aおよび有機材料合成化学Cを履修することが望ましい。