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2024年度 学院等開講科目 物質理工学院 材料系

結晶化学(C)

開講元
材料系
担当教員
岸 哲生 / 保科 拓也
授業形態
講義 (対面型)
メディア利用科目
-
曜日・時限
(講義室)
火5-6 (S7-202) / 金5-6 (S7-202)
クラス
-
科目コード
MAT.C301
単位数
200
開講時期
2024年度
開講クォーター
1Q
シラバス更新日
2025年3月14日
使用言語
日本語

シラバス

授業の目的(ねらい)、概要

現在,多くの無機化合物が機能性材料として利用され,その材料開発は科学技術や産業分野において重要な位置を占めています。無機化合物では構成する元素の種類,組み合わせに加え,それらの規則配列である結晶構造により発現する機能も異なってきます。その結晶構造を知ることは機能の発現機構を理解する上で必須であり,その手段としてX線回折法が最も普及しています。本講義では,結晶構造の決定法の原理に関する内容として,結晶の対称性,X線回折の原理,結晶構造解析法について解説します。また,結晶構造を決める基本原理,自然界に存在する結晶(鉱物)を含む無機化合物の典型結晶構造とその特徴,物性との関係について解説します。

到達目標

本講義を履修することで,結晶構造を調べる方法と原理を理解し,さらに,無機化合物の結晶構造の特徴と物性との関係を把握することで,必要な機能をもつ無機化合物の設計指針と応用を考えることができるようになることを到達目標とします。さらに,これら無機化合物の多くが自然界に存在する結晶(鉱物)の構造で特徴づけられることを学習し,地学を主とした自然科学と材料工学との関わりを理解することを目標とします。

キーワード

結晶構造、X線回折、化学結合、無機結晶

学生が身につける力

  • 専門力
  • 教養力
  • コミュニケーション力
  • 展開力 (探究力又は設定力)
  • 展開力 (実践力又は解決力)

授業の進め方

1) 講義内容に関する演習問題に取り組んでもらいます。

授業計画・課題

授業計画 課題
第1回 結晶の対称性、結晶点群、空間群(1) 結晶の対称性、結晶点群、空間群の理解
第2回 結晶の対称性、結晶点群、空間群(2) 結晶の対称性、結晶点群、空間群の理解
第3回 結晶面とブラッグ条件 結晶面の定義、ブラッグ条件の理解
第4回 逆格子とエワルド球 逆格子とエワルド球の理解
第5回 X線回折強度:結晶構造因子 X線回折強度の理解
第6回 結晶構造解析の実際 (1) 結晶構造解析の理解
第7回 結晶構造解析の実際 (2) 結晶構造解析の理解
第8回 化学結合(金属結合,イオン結合,共有結合) 化学結合の理解
第9回 イオン半径と配位数(イオン半径表,配位数) イオン半径と配位数の理解
第10回 イオンの充填とポーリングの法則(立方最密充填,六方最密充填,イオン半径比と配位数) 立方最密充填,六方最密充填,ポーリングの法則の理解
第11回 無機結晶の構造と物性(1):岩塩型,セン亜鉛鉱型,ウルツ鉱型,ヒ化ニッケル型 岩塩型,セン亜鉛鉱型,ウルツ鉱型,ヒ化ニッケル型結晶の構造と物性の理解
第12回 無機結晶の構造と物性(2):ルチル,アナターゼ,クリストバライト,ホタル石,コランダム ルチル型,アナターゼ型,クリストバライト型,ホタル石型,コランダム型結晶の構造と物性の理解
第13回 無機結晶の構造と物性(3):ペロブスカイト,スピネル ペロブスカイト型,スピネル型結晶の構造と物性の理解
第14回 無機結晶の構造と物性(4):ケイ酸塩 ケイ酸塩結晶の構造と物性の理解

準備学修(事前学修・復習)等についての指示

学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね30分を目安に行うこと。

教科書

指定なし

参考書、講義資料等

講義資料は講義中に配布する。

成績評価の方法及び基準

1) 結晶構造の決定法と原理、無機化合物の結晶構造とその物性との関わりなどについての理解度。
2) 講義中に出された課題への回答あるいは期末試験で成績を評価する。

関連する科目

  • MAT.C202 : 結晶とフォノン

履修の条件・注意事項

結晶とフォノン(MAT.C202)を履修していること,または同等の知識があること。