2024年度学院等開講科目工学院経営工学系エンジニアリングデザインコース

メカノシステムデザイン

開講元: エンジニアリングデザインコース
担当教員: 吉田和弘
授業形態: 講義 (対面型)
メディア利用科目: -
曜日・時限 (講義室): 木7-8 (M-B107(H104))
クラス: -
科目コード: ESD.D501
単位数: 100
開講時期: 2024年度
開講クォーター: 4Q
シラバス更新日: 2025年3月14日
使用言語: 英語

シラバス

授業の目的（ねらい）、概要

メカノシステムを実現するためには，機械工学の基本的な知識を総合し，システムを系統的にデザインする考え方の修得が必須である。すなわち，要求仕様に基づき全体構想を設定した後，各構成要素，駆動系，センサ系，および制御系をデザインし，総合することが必要である。そこで本講義では，具体的なメカノシステムの課題を取り上げ，そのデザイン手法を実践的に学ぶ。
本講義では，機械系デザイン科目として，機械工学の基本的な知識に基づき，メカノシステムを合理的にデザインし実現する上で必要不可欠な基礎を築くことを目的とする。

到達目標

本講義を履修することによって次の能力を修得する。
1) 運動機構，アクチュエータ，センサ，運動制御システムなどの代表的なメカノシステム構成要素の機能と構造を説明できる。
2) メカノシステムを系統的にデザインできる。
3) メカノシステムを実現する上で必要な知識，プロセスおよび方法を説明できる。
4) メカノシステムを実現する際に基本的に重要となる機械工学の様々な方法論を駆使することができる。

キーワード

デザイン，運動機構，アクチュエータ，センサ，メカトロニクス

学生が身につける力

専門力
教養力
コミュニケーション力
展開力 (探究力又は設定力)
展開力 (実践力又は解決力)

授業の進め方

具体的なメカノシステムの課題を取り上げ，解説を加えるとともに、そのデザイン過程を実践する。

授業計画・課題

	授業計画	課題
第1回	講義の概要と課題設定	代表的なメカノシステムの概要の理解と全体構想の設定
第2回	構成要素のデザイン	構成要素のデザイン手法の理解
第3回	駆動系のデザイン(1)	各種アクチュエータの構造および特性の理解
第4回	駆動系のデザイン(2)	駆動系のデザイン手法の理解
第5回	センサ系のデザイン	各種センサの構造および特性とデザイン手法の理解
第6回	制御系のデザイン	制御系のデザイン手法の理解
第7回	全体システムのデザインとまとめ	全体システムのデザイン手法の理解と総括

準備学修(事前学修・復習)等についての指示

学修効果を上げるため，教科書や配布資料等の該当箇所を参照し，「毎授業」授業内容に関する予習と復習（課題含む）をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。

教科書

特になし。

参考書、講義資料等

講義時に資料を配付する。

成績評価の方法及び基準

メカノシステムのデザインに関連する事項の理解度をレポートで評価する。

履修の条件・注意事項