2024年度 学院等開講科目 工学院 機械系 原子核工学コース
原子力法規と倫理
- 開講元
- 原子核工学コース
- 担当教員
- 赤塚 洋 / 塚原 剛彦 / 松本 義久 / 林﨑 規託 / 相樂 洋 / 大場 恭子
- 授業形態
- 講義 (対面型)
- メディア利用科目
- -
- 曜日・時限
(講義室) - 金3-4 (北2号館571, North 2-571.)
- クラス
- -
- 科目コード
- NCL.F402
- 単位数
- 100
- 開講時期
- 2024年度
- 開講クォーター
- 4Q
- シラバス更新日
- 2025年3月14日
- 使用言語
- 日本語
シラバス
授業の目的(ねらい)、概要
【講義の概要】
原子力および放射線に関する規制体系の基礎となる原子力の平和利用、歴史的経緯、国際動向などについて概説し、原子力基本法、核原料物質、核燃料物質および原子炉の規制に関する法律、同政令、規制、告示、 放射線障害防止の技術的基準に関する法律、同政令、規制、 その他の関連法規を講述する。さらに、原子力に関わる研究,開発,実務において,必要な倫理について学び、原子力技術の社会との関係を理解し,原子力技術の担い手として,その責任をいかに果たせば良いかの習得を目指す。
【講義のねらい】
原子核工学コースの学生として、最低限必要な原子力法規と倫理の基礎知識を身につけ、放射線・核燃料・原子炉関連の規制に対する対応能力を身につけ、原子力分野における倫理的意思決定の方法を理解し,実践できるようになる。
到達目標
原子力および放射線に関する規制体系について、我が国の関連法制がどの程度整備され、どのような課題を抱えているかを理解し、将来的に原子炉主任技術者または放射線取扱主任者として要求される知識を身に付け、原子力分野における倫理観をもつことの必要性と重要性を理解し,説明責任を果たせるようになる。
キーワード
原子力および放射線に関する規制体系、原子力基本法、原子炉等規制法、放射線障害防止法、保障措置、核セキュリティ、および関連政令、省令、告示
学生が身につける力
- 専門力
- 教養力
- コミュニケーション力
- 展開力 (探究力又は設定力)
- 展開力 (実践力又は解決力)
授業の進め方
毎回、講義を実施する。適宜,前回および当日の教授内容に関する演習問題に取り組んでもらう。各回の学習目標をよく読み,課題を予習・復習で行って下さい。
授業計画・課題
授業計画 | 課題 | |
---|---|---|
第1回 | 総論、核セキュリティに関する諸法規(林崎規託) | 我が国の原子力関係法規の体系と核セキュリティ |
第2回 | 原⼦⼒開発において重視すべき価値と倫理的意思決定の⽅法(相楽洋あるいは非常勤講師) | 原子力開発における事例から倫理の視点の難しさを理解し、倫理的意思決定の方法を説明できる |
第3回 | 原子力基本法、原子炉の規制のための諸法規(赤塚洋) | 原子力基本法、関連政令、原子炉等規制法、関連政令、省令、諸規則を説明できる。 |
第4回 | 原子炉主任技術者に要求される知識の理解度の確認と解説、および法令研究の具体例紹介(赤塚洋) | 原子炉主任技術者試験問題の演習および解説、特に原子力法規を解いて、説明できる。 |
第5回 | 放射性同位元素/放射線の規制と放射線障害防止に関する諸法規(許可・届出、施設の基準、使用・保管の基準等)、問題演習と解説(松本義久) | 「放射性同位元素等の規制に関する法律」および関連法令 第1種放射線取扱主任者試験問題 |
第6回 | 放射性同位元素/放射線の規制と放射線障害防止に関する諸法規(運搬・廃棄の基準、測定・記帳、教育訓練・健康診断、放射線取扱主任者等)、特定放射性同位元素の防護、問題演習と解説(松本義久) | 「放射性同位元素等の規制に関する法律」および関連法令 第1種放射線取扱主任者試験問題 |
第7回 | 東電福島第一原発事故に関する関係法令、事故由来放射性物質の除染・廃棄物処理処分に関する諸法規及びガイドライン(塚原剛彦) | 事故由来放射性物質に汚染された廃棄物の処理処分に係る法令・諸規則を理解し、環境再⽣事業等の理解醸成の方法を説明できる。 |
準備学修(事前学修・復習)等についての指示
学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。
教科書
とくになし
参考書、講義資料等
「2021年原子力規制関係法令集」 大成出版社
「わかりやすい原子力規制関係の法令の手引き」 広瀬研吉、大成出版社
「放射線概論」 柴田徳思 編、通商産業研究社
「第1種放射線取扱主任者試験問題集」 通商産業研究社
成績評価の方法及び基準
【成績評価】 各担当教員が指示する課題、期末レポートによる。
関連する科目
- NCL.B401 : 放射線生物学・医学
- NCL.N407 : 原子力安全工学
- NCL.N409 : 原子力システム工学
- NCL.C402 : 放射性廃棄物処分工学
履修の条件・注意事項
特になし