2024年度 学院等開講科目 工学院 電気電子系
電力工学第二
- 開講元
- 電気電子系
- 担当教員
- 鈴木 裕生 / 藤田 英明 / 河邊 賢一
- 授業形態
- 講義 (対面型)
- メディア利用科目
- -
- 曜日・時限
(講義室) - 火3-4 (S4-201(S421)) / 金3-4 (S4-201(S421))
- クラス
- -
- 科目コード
- EEE.P322
- 単位数
- 200
- 開講時期
- 2024年度
- 開講クォーター
- 4Q
- シラバス更新日
- 2025年3月14日
- 使用言語
- 日本語
シラバス
授業の目的(ねらい)、概要
本講義では,現代社会の基盤を支えている電気システムについて,システム工学的な側面に重点を置き,その運用・制御技術について講義を行う。具体的な講義項目は,有効・無効電力の制御,個別機器の機能とモデリング,サージ現象,潮流計算・安定度解析など電力システムの解析技術などの考え方である。
到達目標
本講義を履修することによって,次の能力を習得する。
1)電力システムの運用・制御技術の基本を理解する。
2)平常時および故障時に電力システムで起こる諸現象について理解する。
3)潮流計算,安定度計算など電力システムの解析手法の基礎について理解する。
キーワード
周波数制御,電圧制御,経済負荷配分,潮流計算,事故波及,安定化制御,信頼度,過電圧,サージ,直流送電
学生が身につける力
- 専門力
- 教養力
- コミュニケーション力
- 展開力 (探究力又は設定力)
- 展開力 (実践力又は解決力)
- ・電気電子分野の応用専門力
授業の進め方
1) 配付資料に基づき講義を行う。配布資料等を用い予習,復習を行うこと。
2) 講義の最後に出題する課題をその次の回の講義までに提出する。
3) 講義の最初に前回の課題の解答について説明する。
授業計画・課題
授業計画 | 課題 | |
---|---|---|
第1回 | 電力システムの概要と動向 | 想定系統での複素電力の計算 |
第2回 | 潮流計算手法(1):交流法 | ニュートンラフソン法による潮流計算手法 |
第3回 | 潮流計算手法(2):直流法 | 直流法による潮流計算手法 |
第4回 | 電圧安定性 | 想定系統に対する電圧高め解と低め解の導出 |
第5回 | 電圧・無効電力制御 | 想定系統に対する電圧制御機器の電圧制御感度の計算 |
第6回 | 同期安定度 | 故障条件の違いが電力相差角曲線に及ぼす影響の計算 |
第7回 | 安定化制御 | 電力系統における事故波及についての説明 |
第8回 | 同期発電機の制御・特性 | 同期発電機の制御特性の計算 |
第9回 | 負荷周波数制御 | 電源脱落に伴う周波数低下の計算 |
第10回 | 経済運用と需給バランス維持 | 電力システム全体の電力・増分年量特性の計算 |
第11回 | 電力系統の信頼度 | 直並列回路の信頼度計算 |
第12回 | 電力システムの保護 | ディジタルリレーでの故障検出方式に関わる説明 |
第13回 | 電力システムの過電圧 | 電力系統での過電圧の発生原因の説明 |
第14回 | 電流しゃ断現象 | 想定条件のもとのサージの伝搬状況の図示 |
準備学修(事前学修・復習)等についての指示
学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。
教科書
教科書は指定せず
参考書、講義資料等
1) 講義資料をT2SCHOLAに掲載するので,講義前にダウンロードしておくこと。
2) 参考書
関根泰次:「電力系統工学」(電気書院),長谷川淳:「電力系統工学」(電気学会),林泉:「電力系統」(昭晃堂),大久保仁:「電力システム工学」(オーム社), 横山明彦:「先端電力システム工学」(数理工学社)
成績評価の方法及び基準
各回の課題レポートまたは小テストにより100%評価する
関連する科目
- EEE.P321 : 電力工学第一
- EEE.C201 : 電気回路第一
- EEE.C202 : 電気回路第二
- EEE.P301 : 電気機器工学
- EEE.C261 : 制御工学
履修の条件・注意事項
電力工学第一を受講していることが望ましい。また電気回路,電気機器についての基礎的な知識を身につけていることが必要。