2024年度 学院等開講科目 工学院 機械系
機械システムデザイン
- 開講元
- 機械系
- 担当教員
- 八木 透 / 赤坂 大樹 / 伏信 一慶 / 坂本 啓 / 齊藤 卓志 / 進士 忠彦 / 栁田 保子 / 笹部 崇 / 朱 疆 / 難波江 裕之 / 鈴木 祐二 / 寳積 勉
- 授業形態
- 実験等 (対面型)
- メディア利用科目
- -
- 曜日・時限
(講義室) - 火1-4 (I3-201A~C) / 金1-4 (I3-201A~C)
- クラス
- -
- 科目コード
- MEC.Q301
- 単位数
- 002
- 開講時期
- 2024年度
- 開講クォーター
- 1Q
- シラバス更新日
- 2025年3月14日
- 使用言語
- 日本語
シラバス
授業の目的(ねらい)、概要
本授業では,新しく独創的な,かつユーザニーズに応える機械システムをグループで企画・設計する.また本授業以前の設計・製図・加工を中心とする機械設計に関する基礎能力を実践的に修得する. 特に次の点の修得を目指して授業を進める.
1.ユーザや使用される現場についての調査等に基づいた問題設定力
2.創造的思考による問題解決のためのアイディア出し
3.アイディアを形にするための企画力,設計力
4.プレゼンテーションやデザインレビューを通じた,評価者へ正確に内容を伝える技術
到達目標
1.エスノグラフィー調査やインタビューを通じてユーザ視点で問題を発見できる.
2.問題解決のために多角的な視点で問題を捉え,柔軟かつ自由な発想で問題解決のためのアイディア出しができる.
3.アイディアだけに終わらせるのではなく,形のある物を実際に作り出すためにはどうしたらよいか,技術的な思考できる.
4.アイデアを形にしたプロトタイプを製作して問題点を抽出して改良する過程を繰り返し,完成度の高い設計案を作成できる.
この科目は,学修目標の
8.他者と協調してプロジェクトを立案・遂行する能力
の修得に対応する.
実務経験のある教員等による授業科目等
実務経験と講義内容との関連 (又は実践的教育内容)
本講義は,メーカーでの実務経験を持つ教育担当教員がその実務経験を活かし,プロジェクトマネージメントの例を挙げるなどして教育を行う.
キーワード
企画力・設計力・創造的思考力・デザイン思考・プロトタイプ・グループワーク・加工技術・制御技術・総合力
学生が身につける力
- 専門力
- 教養力
- コミュニケーション力
- 展開力 (探究力又は設定力)
- 展開力 (実践力又は解決力)
授業の進め方
グループワークを主体とします。各班毎に、コンセプト起案→モックアップ(ハリボテ)作製→構想設計、を行なってもらいます。コンセプト起案やハリボテ作製等の課題は時間内だけでなく宿題としてやってもらいます。宿題はT2Scholaへ提出してください。Slackを大いに活用し,グループメンバーと十分なコミュニケーションをとること(Slackへの登録方法はT2Scholaの掲示板に公開されています)。
授業計画・課題
授業計画 | 課題 | |
---|---|---|
第1回 | グループ分けおよびテーマ決定 -各Grの機器確認,課題紹介,備品・機器チェック | グループ毎に課題を解決する方法を考案する。既存法等も調査する |
第2回 | チームビルディングアクティビティー | チームワークを体験する |
第3回 | コンセプト起案 -文化的背景(エスノグラフィ)調査と実社会におけるユーザ観察 | 課題を解決するコンセプトを起案する。実際のユーザについて調査する |
第4回 | スケッチ(スケッチ,ストーリーボード) - スケッチ,ストーリーボード(絵コンテ)作成 ポスター作成 | コンセプトを元にユーザの使用による効果を可視化する |
第5回 | クイック&ダーティープロトタイピング | 紙とガラクタでハリボテを作る |
第6回 | ポスター準備 | ポスターの準備を行う |
第7回 | 3アイディア発表会 | ポスタープレゼンテーションを行なう |
第8回 | アイディア発表会まとめ,1アイディア絞込み 機能/仕様/モジュール解説 | アイディア発表会まとめ,1アイディア絞込み、各モジュールの担当者決め |
第9回 | ピッチ(短時間の発表会) | 現状の案を発表してフィードバックを得る モジュールごとに構想設計、MCM(Most Critical Module)を作製する |
第10回 | メカニズムと機械入門(『Making Things Move』第1章,第8章) | モジュールごとに構想設計、MCM(Most Critical Module)を作製する |
第11回 | 材料(第2章),部品の接合(『Making Things Move』第3章) | モジュールごとに構想設計、MCM(Most Critical Module)を作製する |
第12回 | アクチュエータ(『Making Things Move』第6章) | モジュールごとに構想設計、MCM(Most Critical Module)を作製する |
第13回 | 軸受,軸継手,歯車,ネジ,バネ(『Making Things Move』第6章) | モジュールごとに構想設計、MCM(Most Critical Module)を作製する |
第14回 | 最終発表会(デザインレビュー)準備 | |
第15回 | 最終発表会(デザインレビュー)と片付け | 最終報告書 |
準備学修(事前学修・復習)等についての指示
学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する 予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね30分を目安に行うこと。
教科書
特に指定しない。講義資料は各課題の最初に配布するか若しくは授業でアナウンスするSlack上からダウンロードする.
参考書、講義資料等
星野匡『発想法入門』 日経文庫 , ISBN-13: 978-4532110772,
Dustyn Roberts『Making Things Move動くモノを作るためのメカニズムと材料の基本』 オライリージャパン, ISBN-13: 978-4873115368,
松岡ほか 『Mメソッド多空間のデザイン思考』 近代科学社, ISBN-13: 978-4764904446
Karl Ulrich, Steven Eppinger『Product Design and Development 』 McGraw Hill Higher Education; 5th Revised Ed, ISBN-13: 978-0072296471
成績評価の方法及び基準
ノート 40%,課題 10%,最終報告書50%
関連する科目
- MEC.Q311 : 機械システム開発プロジェクト
- MEC.Q201 : 機械システム学
- XEG.B101 : 工学リテラシ1
- XEG.B102 : 工学リテラシ2
- XEG.B103 : 工学リテラシ3
- XEG.B104 : 工学リテラシ4
- MEC.Q310 : 機械工作実習と安全
履修の条件・注意事項
「工学リテラシI-IV」 (XEG.B101,102,103,104) の単位を修得していること.または同等の知識があること.および「機械システム学」 (MEC.Q201.R)の単位を修得していること.実習装置の数に制限があるため定員を超えた場合は本授業は機械系の学生を優先とする.
その他
本授業ではT2ScholaとSlackを使用します.Slackへの参加方法はT2Scholaに記載されています.履修登録後,ただちにT2Scholaを確認すること.