2024年度 H27年度以前入学者向け 理学部 数学科
代数学演習A第二
- 開講元
- 数学科
- 担当教員
- 下元 数馬 / 染川 睦郎
- 授業形態
- 演習 (対面型)
- メディア利用科目
- -
- 曜日・時限
(講義室) - 金5-8 (M-110(H112))
- クラス
- -
- 科目コード
- ZUA.A204
- 単位数
- 020
- 開講時期
- 2024年度
- 開講クォーター
- 3~4Q
- シラバス更新日
- 2025年3月17日
- 使用言語
- 日本語
シラバス
授業の目的(ねらい)、概要
本科目は「代数学概論第二 (ZUA.A203)」の演習である。「代数学概論第二」で扱われる講義の内容について、問題演習を行う。
到達目標
特に重要な概念である、群、部分群、位数、巡回群、対称群、剰余類、正規部分群、群の準同型、群の準同型定理、群の作用、軌道、共役類、類等式、シローの定理、可解群、有限群の表現、表現の指標等を理解し、具体例とともにそれらを説明できるようになる事。また、これらについての基本的な性質を自力で証明できる様になる事。
キーワード
群、部分群、位数、巡回群、対称群、剰余類、正規部分群、群の準同型、群の準同型定理、群の作用、軌道、共役類、類等式、シローの定理、可解群、有限群の表現、表現の指標
学生が身につける力
- 専門力
- 教養力
- コミュニケーション力
- 展開力 (探究力又は設定力)
- 展開力 (実践力又は解決力)
授業の進め方
「代数学概論第二」で解説した内容に関する問題演習
授業計画・課題
授業計画 | 課題 | |
---|---|---|
第1回 | 以下の内容に関する問題演習:群の定義と例 | 講義中に指示する。 |
第2回 | 以下の内容に関する問題演習:部分群 | 講義中に指示する。 |
第3回 | 以下の内容に関する問題演習:群の元の位数、巡回群 | 講義中に指示する。 |
第4回 | 以下の内容に関する問題演習:対称群 | 講義中に指示する。 |
第5回 | 以下の内容に関する問題演習:部分群による左剰余類・右剰余類 | 講義中に指示する。 |
第6回 | 以下の内容に関する問題演習:正規部分群、剰余群 | 講義中に指示する。 |
第7回 | 以下の内容に関する問題演習:群準同型、準同型定理 | 講義中に指示する。 |
第8回 | 以下の内容に関する問題演習:群の作用の定義と例、固定群、軌道、軌道分解 | 講義中に指示する。 |
第9回 | 以下の内容に関する問題演習:元の共役、共役類、類等式 | 講義中に指示する。 |
第10回 | 以下の内容に関する問題演習:群の作用の応用、シローの定理 | 講義中に指示する。 |
第11回 | 以下の内容に関する問題演習:可解群 | 講義中に指示する。 |
第12回 | 以下の内容に関する問題演習:有限群の表現の定義と例 | 講義中に指示する。 |
第13回 | 以下の内容に関する問題演習:シューアの補題、マシュケの定理 | 講義中に指示する。 |
第14回 | 以下の内容に関する問題演習:表現の指標 | 講義中に指示する。 |
準備学修(事前学修・復習)等についての指示
学修効果を上げるため、教科書や配布資料等の該当箇所を参照し、「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。
教科書
特に指定しない。
参考書、講義資料等
桂利行:代数学I 群と環, 東京大学出版会, 2004.
桂利行:代数学II 環上の加群, 東京大学出版会, 2007.
雪江明彦:代数学1 群論入門, 日本評論社, 2010.
雪江明彦:代数学2 環と体とガロア理論, 日本評論社, 2010.
堀田良之:代数入門-環と加群-,裳華房, 1987.
高木貞治:代数学講義, 共立出版, 1965.
アンドレ・ヴェイユ:初学者のための整数論(ちくま学芸文庫),筑摩書房,2010.
成績評価の方法及び基準
演習における問題の解答状況などにより評価する。詳細は演習中に指示する。
関連する科目
- MTH.A203 : 代数学概論第三
- MTH.A204 : 代数学概論第四
- ZUA.A201 : 代数学概論第一
- ZUA.A202 : 代数学演習A第一
- ZUA.A203 : 代数学概論第二
履修の条件・注意事項
「線形代数学第一・演習」「線形代数学第二」「線形代数学演習第二」「代数学概論第一 (ZUA.A201)」「代数学演習A第一 (ZUA.A202)」を履修していることを前提とする。
「代数学概論第二 (ZUA.A203)」を同時に履修することが強く推奨される(未履修の場合)。
その他
特になし。