2024年度 学院等開講科目 理学院 物理学系
電磁気学II(講義)
- 開講元
- 物理学系
- 担当教員
- 村上 修一
- 授業形態
- 講義 (対面型)
- メディア利用科目
- -
- 曜日・時限
(講義室) - 火5-6 (W2-402(W242)) / 金5-6 (W2-402(W242))
- クラス
- -
- 科目コード
- PHY.E212
- 単位数
- 200
- 開講時期
- 2024年度
- 開講クォーター
- 3Q
- シラバス更新日
- 2025年3月17日
- 使用言語
- 日本語
シラバス
授業の目的(ねらい)、概要
マクスウェル方程式をもとに、真空中での電磁波解、電磁波の伝播、放射、散乱を扱う。また、電磁場に則した特殊相対論を導入し、電磁場中での電荷の運動、加速する電荷からの放射について説明する。
電磁場の物理は物理学および現代技術の基礎であり、また相対性原理や場は現代物理の理解のための重要な概念である。この講義はMaxwell方程式から出発して、電磁場の基礎および応用力を身につけさせるのがねらいである。
到達目標
マクスウェル方程式をもとに、その基礎と応用を多くの例を用いて理解する。特に真空中での電磁波解、電磁波の伝播、放射、散乱, また、電磁場に則した特殊相対論や、電磁場中での電荷の運動、加速する電荷からの放射を学ぶ。
キーワード
Maxwell方程式, 電磁波, 伝播, 放射, 散乱, 特殊相対性理論
学生が身につける力
- 専門力
- 教養力
- コミュニケーション力
- 展開力 (探究力又は設定力)
- 展開力 (実践力又は解決力)
授業の進め方
板書により概念を説明する。
授業計画・課題
授業計画 | 課題 | |
---|---|---|
第1回 | Maxwell方程式、電磁場のエネルギーと運動量、Maxwell応力 | Maxwell方程式、電磁場のエネルギーと運動量、Maxwell応力を理解する |
第2回 | 電磁波の伝播、電磁場の平面波解、偏光、Helmholtz方程式と境界条件 | 空間中を伝播する電磁波の平面波解とその偏光状態、一般の場合のHelmholtz方程式と電磁場の境界条件を理解する |
第3回 | 導波管、TE波、TM波、TEM波、位相速度と群速度 | 導波管中を伝播する電磁波を理解する |
第4回 | 電磁波の回折、Fresnel‒Kirchhoffの公式、Fraunhofer回折、Fresnel回折 | 電磁波の回折現象を波動方程式から理解する |
第5回 | 電磁ポテンシャルとゲージ変換、 | Maxwell方程式を電磁ポテンシャルを用いて理解する |
第6回 | Coulomb ゲージ、Lorenzゲージ, Helmholtz方程式のGreen関数 | Coulomb ゲージ、Lorenzゲージ, およびGreen 関数法によるHelmholtz方程式の解法を理解する |
第7回 | 電気双極子放射, 磁気双極子放射 | 放射の例として双極子放射等を詳しく理解する |
第8回 | 特殊相対性理論、Lorentz変換 | 特殊相対論の基礎概念を理解する |
第9回 | 相対論的力学、反変ベクトルと共変ベクトル | 相対論的力学、反変ベクトルと共変ベクトルを理解する |
第10回 | 変分原理と電磁場の方程式 | 変分原理からMaxwell方程式を導出する |
第11回 | 電磁場の正凖形式 | 電磁場の正準形式と保存則を理解する |
第12回 | 運動する電荷からの電磁放射、Lienard‒Wiechertポテンシャル | 運動する荷電粒子からの電磁波の放射を理解する |
第13回 | 制動放射、シンクロトロン放射 | 加速された点電荷による電磁波の放射の例を理解する |
第14回 | 電荷による電磁波の散乱 | 電荷による電磁波の散乱を理解する |
準備学修(事前学修・復習)等についての指示
学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。
教科書
講義で資料を配布する
参考書、講義資料等
理論電磁気学, 砂川重信, 紀伊國屋書店
電磁場の古典論, 岡真, 培風館
電磁気学の基礎II, 太田浩一, 東京大学出版会
場の古典論, ランダウ-リフシッツ, 東京図書
Classical Electrodynamics, J.D. Jackson, Wiley
成績評価の方法及び基準
電磁気学の基礎的な考え方やその応用に関する理解度を、レポート課題、あるいは期末試験により評価する。
関連する科目
- PHY.E205 : 電磁気学
- PHY.Q206 : 解析力学(講義)
- PHY.E310 : 電磁気学III(講義)
履修の条件・注意事項
特になし。