2024年度 学院等開講科目 理学院 物理学系
量子力学II(講義)
- 開講元
- 物理学系
- 担当教員
- 西田 祐介
- 授業形態
- 講義 (対面型)
- メディア利用科目
- -
- 曜日・時限
(講義室) - 火3-4 (S2-203(S222)) / 金3-4 (S2-203(S222))
- クラス
- -
- 科目コード
- PHY.Q208
- 単位数
- 200
- 開講時期
- 2024年度
- 開講クォーター
- 4Q
- シラバス更新日
- 2025年3月17日
- 使用言語
- 日本語
シラバス
授業の目的(ねらい)、概要
量子力学における、中心力場中の粒子の運動、磁場と荷電粒子の相互作用、変分法、摂動論などの近似的な取り扱いについて基本的なことを学ぶ。量子力学入門で学んだことを確認するとともに、さらに複雑な量子物理学を習得する。中心力場(水素原子)、角運動量代数(スピン)、近似法(摂動論)が最重要なテーマとなる。
到達目標
3次元のシュレディンガー方程式を学び、中心力場の中の粒子、特に水素原子のエネルギースペクトルと量子状態を理解する。 また、変分法、摂動論が使えるようになる。
キーワード
シュレーディンガー方程式、角運動量、スピン、水素原子、ゼーマン効果、微細構造、摂動論、変分法
学生が身につける力
- 専門力
- 教養力
- コミュニケーション力
- 展開力 (探究力又は設定力)
- 展開力 (実践力又は解決力)
授業の進め方
板書による講義
授業計画・課題
授業計画 | 課題 | |
---|---|---|
第1回 | 3次元のシュレーディンガー方程式 | 直方体の箱の中の質点のエネルギー順位の導出を理解 する。 |
第2回 | 球面調和関数 | 角変数を分離し球面調和関数を導く。 |
第3回 | 角運動量 | 角運動量演算子の定義と、その成分の間の交換関係を 理解する。 |
第4回 | 動径方向の波動方程式 | 3次元球対称井戸型ポテンシャルのエネルギー準位を理解する。 |
第5回 | 水素原子 | 水素原子のエネルギー準位を導出する。 |
第6回 | 角運動量代数 | 角運動量演算子の交換関係から固有状態を構築する。 |
第7回 | スピン | スピンと軌道角運動量の類似性と差異を理解する。 |
第8回 | 角運動量の合成 | 角運動量の合成が説明できる。 |
第9回 | 電磁場中の運動 | 電磁場と荷電粒子の相互作用を理解する。 |
第10回 | 微細構造 | 水素原子の微細構造を説明する。 |
第11回 | 時間に依存しない摂動論:縮退がない場合 | 縮退のない時間に依存しない摂動論を使える。 |
第12回 | 時間に依存しない摂動論:縮退がある場合 | 縮退のある時間に依存しない摂動論を使える。 |
第13回 | 時間に依存する摂動論 | 時間に依存する摂動論を使える。 |
第14回 | 変分法 | 変分法を使える。 |
準備学修(事前学修・復習)等についての指示
学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。
教科書
T2SCHOLAで講義ノートを配布する。
参考書、講義資料等
ランダウ・リフシッツ「量子力学1」(理論物理学教程, 東京図書, 1983 年).
サクライ「現代の量子力学 (上)」(物理学叢書, 吉岡書店, 1989 年).
小出昭一郎「量子力学 (I)」(基礎物理学選書, 裳華房, 1990 年).
猪木慶治・川合 光「量子力学 I」(講談社, 1994 年).
須藤靖「解析力学・量子論」(東京大学出版会, 2008 年).
成績評価の方法及び基準
レポート、期末試験による評価
関連する科目
- PHY.Q207 : 量子力学入門
- PHY.Q218 : 量子力学II(演習)
履修の条件・注意事項
量子力学入門を履修していること