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2023年度 学院等開講科目 教養科目群 広域教養科目

伝統技術と国際共修特論

開講元
広域教養科目
担当教員
村上 理映 / 太田 絵里 / 渡邊 玄 / 小林 郁夫 / 松崎 由理 / 嘉村 賢州 / BEKTAS YAKUP
授業形態
講義/実験等 (ブレンド型)
メディア利用科目
-
曜日・時限
(講義室)
水5-8
クラス
-
科目コード
LAW.X440
単位数
101
開講時期
2023年度
開講クォーター
1~2Q
シラバス更新日
2025年7月8日
使用言語
英語

シラバス

授業の目的(ねらい)、概要

講義, オンライン教材(SPOCs)による自主学習,情報収集,日本人学生と海外出身の学生との国際共修(異文化グループワーク,実習)を通じて、
1. 伝統技術(たたら製鉄)への理解を深める。
2. プロダクトデザインやマーケティングの手法を学び、提案する。

基本的に毎週水曜日の講義だが、週末に行われることもあるため、日程を確認すること。

到達目標

1. 各国(母国含む)の伝統的な製鉄技術,関連する産業,歴史的・文化的・社会的背景,伝統鉄の利用等を理解し,誇れる点を見出す。
2. 異文化グループワークを通じ,相互理解を深め,国際共修に必要なスキル(国際協働力)を習得する。
3. 市場価値を生み出す方法について学び、製品のアイデアを企画する。
4. たたら製鉄から造られる和鉄を例とし,多面的でグローバルな視点から,各国(母国含む)で展開できる伝統技術の復興・発展の提案を行う。

キーワード

伝統技術、たたら製鉄、国際共修、プロダクトデザイン

学生が身につける力

  • 専門力
  • 教養力
  • コミュニケーション力
  • 展開力 (探究力又は設定力)
  • 展開力 (実践力又は解決力)
  • 国際教養力、課題設定力

授業の進め方

1. 講義,オンライン教材(SPOCs)による学習
2. 伝統的な製鉄技術,関連する産業,歴史的・文化的・社会的背景,伝統鉄の利用に関する情報収集
3. 異文化グループワークによる情報共有
4. プロダクトデザインおよびマーケティングに関する講義およびワークショップ
5. ①製鉄所見学,②炭切り,③たたら製鉄(簡易版),④鍛冶体験(ペーパーナイフづくり),④日本刀鑑賞の実習実技
6. 授業内外のグループワークによる,歴史的・文化的・社会的背景等を考慮した, 伝統技術の復興・発展とプロダクトデザイン・マーケティングの提案
7. 6の提案に基づき, 自身が興味ある部分に焦点を当ててさらに掘り下げ, 各自で提案レポートを作成
8. 7で提案する内容の,具体的なPRコンテンツ(ウェブ,ポスター,ビデオ等)を作成

授業計画・課題

授業計画 課題
第1回

5月10日(水):5-8限 13:45-17:20  @大岡山 S2-202 (S223)
<講義> グループ分け発表,講義

<個人課題>
①オンライン教材の視聴を通じた自習と,クイズへの回答
②各国の製鉄について調べ,10分の発表資料を準備。
【5月17日(水)9:00まで】

第2回

5月17日(水):5-8限 13:45-17:20 @大岡山 S2-202 (S223)
13:45-15:00
<グループワーク> 調べてきたことをグループ内で共有

15:15-17:20 <講義・グループワーク> ブレーンストーミング

<グループ課題>
①提案トピックの候補を考え、グループワークを進めておく
【5月31日(水)9:00までの進捗を共有フォルダーで確認】

<個人課題>
①オリジナル教材を参照し、課題を見つける(参考資料配布)
② ①の内容について、レポート作成(英800words)
【5月31日(水)まで】

第3回

5月24日(水)12:50-18:00 @川崎市
<実習> 製鉄所見学
川崎駅集合・解散

<個人課題>
見学後の感想(英800words)
【5月31日(水)まで】

第4回

5月31日(水):5-8限13:45-17:20 @すずかけ台 G1-109(G115)
13:45-14:30
<講義> 刀鍛冶ビデオ鑑賞

14:30-17:20
<実習> 炭切り

<グループ課題>
①提案トピックの候補を考え、グループワークを進めておく。
【6月7日(水)9:00に共有フォルダーを確認】

第5回

6月10日(土):08:50-17:00  @すずかけ台 G1-109(G115)

< 実習> たたら製鉄(簡易版),鍛冶体験(ペーパーナイフづくり)

*予備日:6月17日(土)

<グループ課題>
①提案トピックの候補を考え、グループワークを進めておく
②提案トピックの候補3つ程度と背景情報について
【6月14日(水)9:00に共有フォルダーで確認(②を提出】

第6回

6月11(日)10:00-13:00 @大岡山 S4-202 (S422)
〈講義・グループワーク〉
外部講師によるデザイン思考ワークショップ(ToTAL合同)

後日提示

第7回

6月14日(水):5-8限 13:45-17:20 @大岡山 S2-202 (S223)
< 講義・グループワーク>
外部講師によるマーケティング・プロダクトデザインワークショップ

<グループ課題>
①グループワークを進めておく
②中間発表スライドを提出
【6月21日(水)9:00に共有フォルダーで確認】

第8回

6月21日(水):5-8限 13:45-17:20 @大岡山 S2-202 (S223)

13:45-15:00
< 講義> 外部講師によるたたら製鉄と町おこし関連事業紹介
質疑応答

15:15-17:20
<発表> 中間発表と外部講師による講評

<グループ課題>
①グループワークを進めておく
【6月28日(水)9:00に共有フォルダーで確認】

<個人課題>
①講義感想文(英語500 words)
【6月28日(水)9:00まで】

第9回

6月24日(土):10:00-17:00 @千葉市
<講義・実習>
刀匠宅にて日本刀に関する講義,日本刀鑑賞

<グループ課題>
①グループワークを進めておく
②提案トピックと内容を決定。
【6月28日(水)9:00に、共有フォルダー確認(②を提出)】

第10回

6月28日(水):5-8限 13:45-17:20  @大岡山 S2-202 (S223)
< グループワーク>
グループワーク、進捗報告

<グループ課題>
①グループワークを進めておく
②グループ提案発表スライドを提出
【7月3日(月)9:00までに発表スライド提出】

第11回

7月1日(土):10:00-13:00 @大岡山 S4-202 (S422)
〈講義・グループワーク〉
外部講師によるデザイン思考ワークショップ(ToTAL合同)

後日提示

第12回

7月5日(水):5₋8限 13:45-17:20 @大岡山 S2-202 (S223)
<最終発表>
最終グループ提案発表

<個人課題>
①各グループへの感想・コメント(100 words/group)
【7月7日(金)9:00まで】
②提案報告書を作成。
(英語 2000 words)
③個人エッセイ(日本語900字または英語450words)
④「②」についてのPRコンテンツ(ウェブ,ポスター,ビデオから1つ)を作成。(英語)
【7月19日(水)9:00まで】

準備学修(事前学修・復習)等についての指示

教科書

SPOCsのコンテンツ、及び必要に応じて資料を提供

参考書、講義資料等

N/A

成績評価の方法及び基準

講義への参加:10%
自国の伝統技術についての調査:20%
実習での取り組み:10%
グループワークへの貢献:30%
グループ提案発表(グループ評価):10%
個人エッセイ、個人提案レポート及び発信コンテンツ:20%

関連する科目

  • LAW.X353 : 伝統技術と国際共修

履修の条件・注意事項

1.英語で留学生とコミュニケーションできる語学力(TOEIC750点またはTOEFL-iBT80点相当程度)を有すること。
2.日本の伝統技術(たたら製鉄)、その産物である伝統的和鉄に興味があること。

連絡先 (メール、電話番号) ※”[at]”を”@”(半角)に変換してください。

グローバル人材育成推進支援室 グローバル理工人育成コース(村上・太田):ghrd.info[at]jim.titech.ac.jp

オフィスアワー

設定しない。
必要に応じて、グローバル人材育成推進室 グローバル理工人育成コースに、メールでコンタクトをとること。

その他

グローバル理工人コースの所属生と、留学生を優先する。
履修者多数の場合は,コースの修了に向けての履修状況等を検討し,選考を行う可能性がある。
最後の各自の報告書は、英語で作成すること。
グループワークや実習の準備の都合上、1Q-2Qの履修申告期間中に、履修申告をすること。