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2023年度 学院等開講科目 教養科目群 教職科目

数学科教育法I

開講元
教職科目
担当教員
永原 健大郎
授業形態
講義 (対面型)
メディア利用科目
-
曜日・時限
(講義室)
集中講義等 (W9-607)
クラス
-
科目コード
LAT.M101
単位数
100
開講時期
2023年度
開講クォーター
3~4Q
シラバス更新日
2025年7月8日
使用言語
日本語

シラバス

授業の目的(ねらい)、概要

平成29年3月に公示された中学校学習指導要領は令和3年度より全面実施され、平成30年3月に公示された高等学校学習指導要領は令和4年度より年次進行により段階的に適用されている。小学校・中学校・高等学校を通じて数学的に考える資質・能力を育成する観点から、現実の世界と数学の世界における問題発見・解決の過程を学習過程に反映させることを意図して、数学的活動の一層の充実が図られている。中学校数学科の内容を構成する領域毎及び高等学校数学科の内容毎に検討する。

到達目標

教職課程コアカリキュラムの (1)-1)2)4)の到達目標を関連づけて,以下のように扱う。
・学習指導要領における中学校数学科における「数と式」「図形」「関数」「データの活用」,並びに高等学校数学科における「数と式」「図形と軽量」「二次関数」「データの分析」の各単元の目標および主な内容,並びに全体的な構造を修得する。
・上記と関連づけて,個別の学習内容について,学問領域との関係を理解するだけでなく,日常の問題にも活用できるようにするための教材研究の方法と指導法を修得する。
・上記と関連づけて,探究的活動で発展的内容を自学自習するために必要な数学的な見方・考え方の指導や評価についても修得する。

キーワード

活用型数学教材,数学科教育法

学生が身につける力

  • 専門力
  • 教養力
  • コミュニケーション力
  • 展開力 (探究力又は設定力)
  • 展開力 (実践力又は解決力)

授業の進め方

集中講義形式にて行う。

授業計画・課題

授業計画 課題
第1回 中学校数学科の目標と数学的活動 毎回の授業内容に関して自ら復習し習得を確実なものとすること。
第2回 高等学校数学科の目標と数学的活動 毎回の授業内容に関して自ら復習し習得を確実なものとすること。
第3回 中等教育段階における数学科の歴史的変遷 毎回の授業内容に関して自ら復習し習得を確実なものとすること。

準備学修(事前学修・復習)等についての指示

教科書

文部科学省(2018)『中学校学習指導要領(平成29年告示)解説 数学編』日本文教出版
文部科学省(2019)『高等学校学習指導要領(平成30年告示)解説 数学編・理数編』学校図書

参考書、講義資料等

樋口禎一,渡邊公夫,池田敏和(2007) 数学科教育法―中学・高校数学における基礎・基本 (数理情報科学シリーズ) 牧野書店
片桐重男(1988) 数学的な考え方の具体化 (数学的な考え方・態度とその指導) 明治図書

成績評価の方法及び基準

各回の授業で取り上げるテーマに関するレポートと,授業内の活動や小テストで判断する。

関連する科目

  • LAT.M102 : 数学科教育法Ⅱ

履修の条件・注意事項

数学科教育法IIも合わせて履修すること。

連絡先 (メール、電話番号) ※”[at]”を”@”(半角)に変換してください。

nagahara[at]ila.titech.ac.jp

オフィスアワー

メールで事前連絡すること。

その他

欠席や遅刻の場合は,単位修得は保障されない。