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2023年度 学院等開講科目 教養科目群 文系教養科目

文化人類学A

開講元
文系教養科目
担当教員
上田 紀行
授業形態
講義 (対面型)
メディア利用科目
-
曜日・時限
(講義室)
月5-6 (WL2-401(W641))
クラス
-
科目コード
LAH.H103
単位数
100
開講時期
2023年度
開講クォーター
2Q
シラバス更新日
2025年7月8日
使用言語
日本語

シラバス

授業の目的(ねらい)、概要

 文化人類学の入門講義である。
 文化とは何か、文化を学ぶ意義はどこにあるのか、様々な文化でいかに多様な世界観、物の見方があるのか、といった文化人類学の初歩を少人数でのディスカッションを多く取り入れながら、自ら体験しながら学んでいく。
 本講義のねらいは、人間の文化・社会生活の多様性や複雑性に対する人類学的な視点に気づき、自らの視野を広げるとともに、多様な価値観の中でのコミュニケーション能力を高めることである。講義はワークショップも取り入れたライブなものとなる。

到達目標

本講義を履修することによって、以下の能力を習得する。
1)人間の文化の多様性を理解できるようになる。
2)多様な価値観の中で、他者の考えを理解し、自分の主張ができるようになる。

キーワード

文化、世界観、多様性、コミュニケーション

学生が身につける力

  • 専門力
  • 教養力
  • コミュニケーション力
  • 展開力 (探究力又は設定力)
  • 展開力 (実践力又は解決力)

授業の進め方

講義形式のほか、ワークショップも取り入れ、自ら発見していくプロセスを大切にする。

授業計画・課題

授業計画 課題
第1回 イントロダクション 文化を学ぶ現代的意義を理解する。
第2回 文化の多様性 異なる文化によっていかに世界の捉え方、物の見方が異なるかを理解する。
第3回 ワークショップ「他者を理解する・説明する」 他者の考えていることを理解し、それを他の人に説明できるようになる。
第4回 社会と人間1 人間は社会的存在であるということについて根本から理解する。
第5回 社会と人間2ー日本社会は特殊か? 講師のフィールドワークを共有し、人間の社会性について理解を深める。
第6回 人類史総まとめー私たちはいかにして君になったか 人類史を総覧し、自分自身の人類史的位置づけを理解する。
第7回 現代と人間:ワークショップ「われわれはいかに生きるか」 現代社会を文化人類学的に捉え、その意味を理解するとともに、現代的課題を負った「人類」としていかに生きるかを探究する。

準備学修(事前学修・復習)等についての指示

学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。

教科書

教科書は使用しないが、下記の参考書の中で1冊は必読となる。

参考書、講義資料等

上田紀行『生きる意味』(岩波新書)、 『人間らしさ 文明、宗教、科学から考える』(角川新書)、『立て直す力』(中公新書ラクレ)、『人生の〈逃げ場〉 会社だけの生活に行き詰まっている人へ 』(朝日新書)、『かけがえのない人間』(講談社現代新書)、『愛する意味』{光文社新書)、『スリランカの悪魔祓い』(講談社文庫)、『ダライ・ラマとの対話』(講談社文庫)

成績評価の方法及び基準

レポート(中間、期末)、講義の感想シート、講義への参加、貢献。

関連する科目

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  • LAH.H251 : 人文学系ゼミ(自分発見、社会・文化・人間探求セッション)2

履修の条件・注意事項

事前に身につけておくべき条件はありません。ディスカッションやワークショップのパートも毎時間ありますので、積極的な参加を期待します。楽しくやりましょう!