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2023年度 学院等開講科目 環境・社会理工学院 社会・人間科学系 社会・人間科学コース

科学技術社会分野特論S1B

開講元
社会・人間科学コース
担当教員
河西 棟馬
授業形態
講義 (対面型)
メディア利用科目
-
曜日・時限
(講義室)
金7-8 (W9-327(W936))
クラス
-
科目コード
SHS.S442
単位数
100
開講時期
2023年度
開講クォーター
2Q
シラバス更新日
2025年7月8日
使用言語
日本語

シラバス

授業の目的(ねらい)、概要

本講義では技術史分野の文献講読を通じて,情報技術の歴史について理解を深めることを目標とする.本年度は標準規格の歴史(例えばTCP/IP)という切り口から電信からインターネットに至るまでの通信技術史を論じた定評ある歴史書として, Andrew L. Russell, Open Standards in the Digital Age (Cambridge, U.K.: Cambridge University Press, 2014) をとりあげる.本講義は以下の二点を狙いとする.
(1)情報技術史の理解を深める.
(2)技術史の事例を通じて,歴史的な思考法や研究アプローチを学ぶ.

到達目標

(1)情報技術を歴史的な立場から理解する
(2)歴史的な思考法や研究アプローチを学ぶ

キーワード

技術史, 情報技術,インターネット,標準規格

学生が身につける力

  • 専門力
  • 教養力
  • コミュニケーション力
  • 展開力 (探究力又は設定力)
  • 展開力 (実践力又は解決力)

授業の進め方

古典的な文献講読スタイルで授業をすすめる.受講者は最低でも一回は発表を担当し,担当箇所について発表することが求められる.

授業計画・課題

授業計画 課題
第1回 イントロダクション 課題図書序章
第2回 第二章,第三章 該当箇所を読んでくること
第3回 第四章 該当箇所を読んでくること
第4回 第五章 該当箇所を読んでくること
第5回 第六章 該当箇所を読んでくること
第6回 第七章 該当箇所を読んでくること
第7回 第八章,結論 該当箇所を読んでくること

準備学修(事前学修・復習)等についての指示

学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。

教科書

Andrew L. Russell, Open Standards in the Digital Age (Cambridge, U.K.: Cambridge University Press, 2014)

参考書、講義資料等

喜多千草『インターネットの思想史』(青土社, 2003)
喜多千草『起源のインターネット』(青土社, 2005)
ジャネット・アバテ『インターネットをつくる―柔らかな技術の社会史』(北海道大学出版会,2002)
橋本毅彦『「ものづくり」の科学史 世界を変えた《標準革命》』(講談社,2015)
その他,講義中に指示する.

成績評価の方法及び基準

発表担当(50%),最終レポート(50%)

関連する科目

  • SHS.S441 : 科学技術社会分野特論S1A
  • SHS.S443 : 科学技術社会分野特論F1A
  • SHS.S444 : 科学技術社会分野特論F1B

履修の条件・注意事項

とくになし