2023年度 学院等開講科目 環境・社会理工学院 社会・人間科学系 社会・人間科学コース
政治・法律・行政分野特論S1B
- 開講元
- 社会・人間科学コース
- 担当教員
- 江原 慶
- 授業形態
- 講義 (対面型)
- メディア利用科目
- -
- 曜日・時限
(講義室) - 水5-6 (W9-325(W934))
- クラス
- -
- 科目コード
- SHS.P442
- 単位数
- 100
- 開講時期
- 2023年度
- 開講クォーター
- 2Q
- シラバス更新日
- 2025年7月8日
- 使用言語
- 日本語
シラバス
授業の目的(ねらい)、概要
本講義では,経済成長と景気循環の理論および貨幣論を,環境危機と関連づけて論じます。
本講義のねらいは,近年環境危機との関連で注目を集めている脱成長論を,マルクス経済学の理論的観点から理解できるようになることです。
到達目標
1) 経済成長を景気循環と関連づけて理解できるようになる。
2) 貨幣論を環境危機と関連づけて用いられるようになる。
3) 脱成長論を経済学的に理解できるようになる。
キーワード
経済成長,脱成長,景気循環,恐慌,環境問題,エコロジー
学生が身につける力
- 専門力
- 教養力
- コミュニケーション力
- 展開力 (探究力又は設定力)
- 展開力 (実践力又は解決力)
授業の進め方
配布資料をもとに講義します。受講生には毎回コメントペーパーの記入を求め,講義中に質問・コメントに回答します。
授業計画・課題
授業計画 | 課題 | |
---|---|---|
第1回 | はじめに:資本主義と経済成長 | 参考書(1)165-180頁 |
第2回 | 経済成長と恐慌 | 参考書(1)253-270頁 |
第3回 | 環境危機の必然性 | 参考書(2)31-51頁 |
第4回 | 脱成長論 | 参考書(2)277-296頁 |
第5回 | 現代商品貨幣論 | 参考書(1)21-77頁 |
第6回 | エコロジー貨幣論 | 参考書(3) |
第7回 | まとめ,期末レポート | 以上の課題のまとめ |
準備学修(事前学修・復習)等についての指示
学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する 予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。
教科書
なし
参考書、講義資料等
1) 小幡道昭『経済原論:基礎と演習』東大出版会,2009年
2) 岡敏彦『環境経済学』岩波書店,2006年
3) 瀬尾崇「「貨幣の信用理論」の再構築に向けたエコロジー貨幣論からの示唆」『季刊経済研究』(大阪公立大学)第41巻第1-4号,2023年
成績評価の方法及び基準
コメントペーパー(30%),期末レポート(70%)
関連する科目
- LAH.S109 : 経済学A
- LAH.S209 : 経済学B
- LAH.S310 : 経済学C
- LAH.S407 : 文系エッセンス7:経済学
履修の条件・注意事項
高い日本語の読み書き能力
連絡先 (メール、電話番号) ※”[at]”を”@”(半角)に変換してください。
ehara.k.ac [at] m.titech.ac.jp