2023年度 学院等開講科目 物質理工学院 応用化学系
高分子工学演習第二
- 開講元
- 応用化学系
- 担当教員
- 小西 玄一 / 戸木田 雅利
- 授業形態
- 演習 (対面型)
- メディア利用科目
- -
- 曜日・時限
(講義室) - 金3-4 (M-155(H1104))
- クラス
- -
- 科目コード
- CAP.P352
- 単位数
- 010
- 開講時期
- 2023年度
- 開講クォーター
- 4Q
- シラバス更新日
- 2025年7月8日
- 使用言語
- 日本語
シラバス
授業の目的(ねらい)、概要
本演習では、高分子化学第3、第4,ならびに高分子物理第1、第2において学んだ基本事項につき演習を行う。
高分子科学の主要な内容に関する問題を解くことで,高分子化学第3、第4,高分子物理第1、第2,および関連科目について,相互の関連とそれらの内容について深い理解を得ることを目標とする.
到達目標
前半の4回においては次の事項を到達目標とする。
1.架橋反応の特徴と反応例およびゲルの性能について説明できる。
2.高分子反応の特徴について説明できる。
3.高分子の分解反応の概要および生体高分子である酵素の反応について説明できる。
4.高分子反応を用いた機能化法および実際に利用されている材料について説明できる。
同様に後半の4回における到達目標は以下の通り。
1.高分子固体の構造について説明できる.
2.高分子固体の構造解析法について説明できる。
3.結晶化および高分子結晶の融点と形態との相関にについて説明できる。
4.X線回折を用いた結晶性高分子の構造解析について説明できる。
キーワード
高分子反応、架橋反応、ゲル、機能性高分子、酵素反応、高分子固体,高分子結晶
学生が身につける力
- 専門力
- 教養力
- コミュニケーション力
- 展開力 (探究力又は設定力)
- 展開力 (実践力又は解決力)
授業の進め方
毎回、当該テーマにおいて基本的に重要な演習問題を数題解く。各問につき、2人ずつ黒板で回答し説明を行う。各自前後半少なくとも各1回これを行う。
授業計画・課題
授業計画 | 課題 | |
---|---|---|
第1回 | 架橋反応およびゲルの合成と性質(小西玄一) | 架橋反応の特徴と反応例およびゲルの性能について説明する。 |
第2回 | 高分子反応(小西玄一) | 高分子反応の特徴について説明する。 |
第3回 | 高分子の機能化(小西玄一) | 高分子反応を用いた機能化法および実際に利用されている材料について説明する。 |
第4回 | 高分子固体の構造(戸木田雅利) | 高分子固体の構造について説明する. |
第5回 | 高分子固体構造の解析法(戸木田 雅利) | 高分子固体構造の解析法について説明する. |
第6回 | 結晶性高分子I(戸木田雅利) | 結晶化の動力学,結晶性高分子の熱的性質について考察する. |
第7回 | まとめ | まとめ |
準備学修(事前学修・復習)等についての指示
学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。
教科書
基礎高分子科学(東京化学同人)、基礎高分子科学 演習編(東京化学同人)
参考書、講義資料等
演習問題はその都度提示する。
成績評価の方法及び基準
毎回の演習問題、特に黒板における解答・説明を重視して評価を行う。
関連する科目
- CAP.P311 : 高分子化学第三(高分子反応)
- CAP.P312 : 高分子化学第四(架橋反応)
- CAP.P221 : 高分子物理第一(溶液物性)
- CAP.P222 : 高分子物理第二(固体構造)
履修の条件・注意事項
高分子化学第3、第4,高分子物理第1、第2を履修していること、または同等の知識があること。
本年度第2Qは、高分子工学科の学生のための開講です。応用化学系の学生は、第4Qに履修してください。