2023年度 学院等開講科目 工学院 経営工学系 経営工学コース
応用数理計画
- 開講元
- 経営工学コース
- 担当教員
- 松井 知己
- 授業形態
- 講義 (対面型)
- メディア利用科目
- -
- 曜日・時限
(講義室) - 火7-8 (W9-327(W936)) / 金7-8 (W9-327(W936))
- クラス
- -
- 科目コード
- IEE.A432
- 単位数
- 200
- 開講時期
- 2023年度
- 開講クォーター
- 4Q
- シラバス更新日
- 2025年7月8日
- 使用言語
- 英語
シラバス
授業の目的(ねらい)、概要
経済学や経営工学の分野に現れる数学の問題の多くは, 離散最適化問題として定式化することができる. この授業では, 整数計画問題,ネットワーク計画問題, 組合せ最適化問題を取り上げる. これらの問題に対して,解の数学的構造と組合せ理論との関係について説明する. さらに, 離散最適化問題に対する解法について述べる.
この講義では,離散最適化問題を解くための能力を身につけることを目的とする。
到達目標
本講義により,以下のことができるようになる.
・離散最適化問題の基本的な性質を習得する.
・分枝限定j法の基本的な性質を習得する.
・典型的な近似解法の基本的な性質を習得する.
・典型的な発見的解法の基本的な性質を習得する.
キーワード
離散最適化, 整数計画問題, 組合せ最適化問題, 分枝限定j法, 近似解法, 発見的解法
学生が身につける力
- 専門力
- 教養力
- コミュニケーション力
- 展開力 (探究力又は設定力)
- 展開力 (実践力又は解決力)
授業の進め方
毎回の授業では講義を行い,必要に応じて演習を行う.
授業計画・課題
授業計画 | 課題 | |
---|---|---|
第1回 | 整数計画の基本的な性質 | その回の講義内容を理解し,説明できるようになる |
第2回 | アルゴリズムと計算量 | |
第3回 | 線形計画問題と双対定理 | |
第4回 | 緩和法 | |
第5回 | ラグランジュ緩和と劣勾配法 | |
第6回 | 列挙法 | |
第7回 | 線形緩和問題 | |
第8回 | 分枝限定法 | |
第9回 | 双対単体法 | |
第10回 | 加法的下界導出法 | |
第11回 | 近似解法 | |
第12回 | 確率的解法 | |
第13回 | 発見的解法 | |
第14回 | 計算量理論入門 |
準備学修(事前学修・復習)等についての指示
学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。
教科書
指定なし
参考書、講義資料等
講義資料はそのつど提示する。
成績評価の方法及び基準
レポートにより評価
関連する科目
- IEE.B433 : 離散最適化の理論と応用
履修の条件・注意事項
原則として、経営工学系の学生のみとする.
関連する科目を履修していることが望ましい.
このコースは、基礎的なプログラミング技術を学んだ学生を対象としている.