2023年度 学院等開講科目 工学院 情報通信系 情報通信コース
情報通信工学統合論II
- 開講元
- 情報通信コース
- 担当教員
- 髙橋 篤司 / 中原 啓貴 / 髙木 茂孝 / 中本 高道 / 一色 剛 / 本村 真人 / 原 祐子 / 佐々木 広
- 授業形態
- 講義 (対面型)
- メディア利用科目
- -
- 曜日・時限
(講義室) - 月1-2 (S4-201(S421)) / 木1-2 (S4-201(S421))
- クラス
- -
- 科目コード
- ICT.A413
- 単位数
- 200
- 開講時期
- 2023年度
- 開講クォーター
- 3Q
- シラバス更新日
- 2025年7月8日
- 使用言語
- 英語
シラバス
授業の目的(ねらい)、概要
現代の情報通信システムは,情報通信工学の膨大な知見を基盤として構築されている.将来,情報通信分野の研究者や関連産業の経営幹部候補として活躍していくためには細分化された分野の基本概念を個別に学ぶだけでは不十分であり,情報通信システムの土台となるVLSI・計算機システム分野を統合して理解する視座を獲得しておく必要がある.本講義では,情報通信工学の中で特にVLSI・計算機システム分野の骨格を構成する重要なアイディアを厳選し,これらを相互に関連付けて体系的に解説することにより,情報通信システムにおけるこれらの役割を理解し,上記の視座を獲得する一助となることをねらいとしている.
到達目標
本講義を履修することによって次の能力を修得する
1) VLSI・計算機システム分野の重要なアイディアを相互に関連付けて理解できるようになる.
2) 情報通信システムにおけるこれらの役割を理解し,VLSI・計算機システム分野を統合して理解する視座を身につける.
キーワード
VLSI・計算機システム
学生が身につける力
- 専門力
- 教養力
- コミュニケーション力
- 展開力 (探究力又は設定力)
- 展開力 (実践力又は解決力)
授業の進め方
全体を通して基礎的な内容を俯瞰したのち,発展的応用的内容についての解説に充てる
授業計画・課題
授業計画 | 課題 | |
---|---|---|
第1回 | アナログ集積回路 | アナログ集積回路の概要を説明できるようになる |
第2回 | デジタル集積回路1:基礎 | デジタル集積回路の概要を説明できるようになる |
第3回 | デジタル集積回路2:合成 | デジタル集積回路の合成の概要を説明できるようになる |
第4回 | 論理関数とFPGA1:基礎 | 論理関数とFPGAの概要を説明できるようになる |
第5回 | 論理関数とFPGA2:合成 | 論理関数とFPGAの合成の概要を説明できるようになる |
第6回 | マイクロプロセッサ1:命令セットアーキテクチャ | マイクロプロセッサの概要を説明できるようになる |
第7回 | マイクロプロセッサ2:プロセッサマイクロアーキテクチャ | マイクロプロセッサのプロセッサマイクロアーキテクチャの概要を説明できるようになる |
第8回 | マイクロプロセッサ3:プロセッサマイクロアーキテクチャ | マイクロプロセッサの先進的マイクロアーキテクチャ技術の概要を説明できるようになる |
第9回 | プロセッサハードウェアセキュリティ | マイクロプロセッサのアーキテクチャレベルにおけるセキュリティ技術の概要を説明できるようになる |
第10回 | 計算機システム1:機械学習とアーキテクチャ | 機械学習のための計算機システムの概要を説明できるようになる |
第11回 | 組み込みシステム1:基礎とRTOS | 組み込みシステムの概要を説明できるようになる |
第12回 | 組み込みシステム2:組み込みハードウエア合成 | 組み込みシステムの合成の概要を説明できるようになる |
第13回 | 高位合成言語を用いたデジタル集積回路設計 | 高位合成言語を用いたデジタル集積回路設計の概要を説明できるようになる |
第14回 | 計算機システム2:センサシステム | センサシステムなどの計算機システムの概要を説明できるようになる |
準備学修(事前学修・復習)等についての指示
学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。
教科書
なし
参考書、講義資料等
必要に応じ講義開始時に資料を配付する
成績評価の方法及び基準
到達目標の達成度をレポートまたは演習等により評価する
関連する科目
- ICT.A402 : 情報通信工学統合論I
履修の条件・注意事項
履修の条件を設けない