2023年度 学院等開講科目 工学院 経営工学系
経営管理論
- 開講元
- 経営工学系
- 担当教員
- 鍾 淑玲 / 永田 京子 / 木村 遥介
- 授業形態
- 講義/演習 (対面型)
- メディア利用科目
- -
- 曜日・時限
(講義室) - 月1-2 (W9-311) / 木1-2 (W9-311)
- クラス
- -
- 科目コード
- IEE.D201
- 単位数
- 110
- 開講時期
- 2023年度
- 開講クォーター
- 1Q
- シラバス更新日
- 2025年7月8日
- 使用言語
- 日本語
シラバス
授業の目的(ねらい)、概要
経営工学系の多くの学生が企業活動を研究対象とすることを前提に、本講義は企業そのものを理解するため、企業活動の目的、ルール、管理の基本知識を講義する。経営学(経営戦略・マーケティング・会計・財務管理)、ファイナンス、企業経済学などの発展的研究への導入講義である。最初の6週間に、木村が現代の資本主義経済で最も大きな役割を果たしている株式会社の制度設計を解説した上で、経営戦略と投資評価など経営管理の基本を解説する。講義で学ぶ経営管理論の基礎を活用しながら企業経営の実際をケーススタディや企業分析により理解を深める。次の4週間に、永田が会計,特にコストと利益の関係を中心にした講義を行ったうえで、ビジネス・プランの策定に挑戦する。続いて4週間にわたり、鍾がマーケティングと国際経営の基礎概念などを説明する。
到達目標
受講生の企業経営そのものに対する関心を高め、今後、社会人として企業とかかわる上での必要不可欠となる基本的な知識を身につける。企業社会のシステムそのものを理解し、経営工学系の専門科目と企業経営の実際の関連性を確認し、各自のリサーチの方向性に対する問題意識を高める。
キーワード
経営管理、株式会社制度、経営戦略、投資評価、マーケティング、会計、企業価値
学生が身につける力
- 専門力
- 教養力
- コミュニケーション力
- 展開力 (探究力又は設定力)
- 展開力 (実践力又は解決力)
授業の進め方
3人の教員が分担し講義する。木村が最初に株式会社制度、経営戦略、投資評価など株式会社の基本を講義し、そこで学んだ知識を応用してケーススタディに取り組む。次に永田が会計の視点からみた企業活動と短期利益計画について講義し、そこで学んだ知識を応用し、ビジネス・プランを策定、討議する。続いて鍾がマーケティングと国際経営の基本を講義するが、4週目にはケース・スタディを行う。
授業計画・課題
授業計画 | 課題 | |
---|---|---|
第1回 | 企業経営とは何か?現代企業の性格と目的 | 教科書1章・2章・3章・11章 |
第2回 | 経営戦略の基礎 | 教科書4章・12章 |
第3回 | 経営戦略の基礎(続き) | 第2回の内容の継続 |
第4回 | 資本調達と投資意思決定 | 教科書9章 |
第5回 | 資本調達と投資意思決定 (続き) | 教科書9章 |
第6回 | ケース討論:サウスウエスト航空のケース(経営戦略と組織)のグループワークとクラス討論 | ケース討論の準備 |
第7回 | アカウンティング・リテラシー(1):おカネの流れからみた企業活動 | 教科書2章の復習 |
第8回 | アカウンティング・リテラシー (2) 損益分岐点分析 | 損益分岐点分析の基礎を学習する |
第9回 | ビジネス・プランを策定する | 短期利益計画について討議、作成する |
第10回 | ビジネス・プランを発表する | 作成したビジネス・プランを発表する |
第11回 | マーケティング(1):マーケティングの核心的概念 | 教科書7章の予習 |
第12回 | マーケティング(2): STP戦略とマーケティング・ミックス4P戦略 | 教科書7章の復習 |
第13回 | 国際経営の基礎 | 教科書12章の予習 |
第14回 | ケース・スタディ:ジャイアント(GIANT)自転車のケース(マーケティングと国際経営)・イノベーションとインターネット・マーケティング | 事前にWeb システムからケース資料をダウンロードと予習・教科書13・14章の予習 |
準備学修(事前学修・復習)等についての指示
学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。
教科書
現代経営入門:高橋・丹沢・花枝・三浦著(有斐閣ブックス)
参考書、講義資料等
木村担当分の講義資料は事前にWebシステムからダウンロードすること。第5回 サウスウエスト航空のケースは事前に読み、課題を検討する必要あり。
永田:講義資料は事前にT 2SCHOL Aからダウンロードすること。原則としてハンドアウトは配布しない。
鍾:講義資料は事前にWebシステムからダウンロードできる。
成績評価の方法及び基準
3人の教員がそれぞれの担当セクションにおける評価を 課題提出および期末試験により行った上、授業時間の配分比で総合点を算出して評価を行う。
関連する科目
- IEE.D202 : 会計基礎論
- IEE.D203 : マーケティング
- IEE.D302 : 経営財務論
- IEE.D301 : 経営戦略・組織論
- IEE.C301 : 経営情報システム
履修の条件・注意事項
特になし