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2023年度 学院等開講科目 理学院 化学系

合成有機化学

開講元
化学系
担当教員
大森 建
授業形態
講義 (対面型)
メディア利用科目
-
曜日・時限
(講義室)
火3-4 (M-B107(H104)) / 金3-4 (M-B107(H104))
クラス
-
科目コード
CHM.D331
単位数
200
開講時期
2023年度
開講クォーター
4Q
シラバス更新日
2025年7月8日
使用言語
日本語

シラバス

授業の目的(ねらい)、概要

標的有機化合物の合成を計画するための基礎的方法論を解説する。各種の選択性に留意しながら現代の有機合成の課題についても述べる。
これまでに修得した有機化学反応を総復習するとともに、その応用法を学ぶ。

到達目標

I 有機化学全般に関する知識をもとに有機化合物を合成するための方法論について理解することができる。
II 合成デザイン,有機金属化合物の反応性等についての理解が深まる。

キーワード

有機化学
合成有機化学
天然物合成
多段階合成

学生が身につける力

  • 専門力
  • 教養力
  • コミュニケーション力
  • 展開力 (探究力又は設定力)
  • 展開力 (実践力又は解決力)

授業の進め方

毎回の授業で簡単な演習を行います。

授業計画・課題

授業計画 課題
第1回 有機合成と有機化学の歴史:複雑な有機化合物の合成例の概観 授業内容について復習するための課題を課すことがある
第2回 逆合成解析の基礎 I:潜在極性の考え方 授業内容について復習するための課題を課すことがある
第3回 逆合成解析の基礎 II:シントンについて 授業内容について復習するための課題を課すことがある
第4回 光学活性化合物の合成 I:キラルシントンの利用 授業内容について復習するための課題を課すことがある
第5回 光学活性化合物の合成 II:不斉反応 授業内容について復習するための課題を課すことがある
第6回 多環式化合物の合成 I:環化反応 授業内容について復習するための課題を課すことがある
第7回 多環式化合物の合成 II:アヌレーション 授業内容について復習するための課題を課すことがある
第8回 多環式化合物の合成 III:その他の環形成反応 授業内容について復習するための課題を課すことがある
第9回 プロスタグランジンの合成 I:Coreyラクトンを用いたアプローチ 授業内容について復習するための課題を課すことがある
第10回 プロスタグランジンの合成 II:Coreyラクトンの合成 授業内容について復習するための課題を課すことがある
第11回 プロスタグランジンの合成 III:その他の方法論(三成分連結法他) 授業内容について復習するための課題を課すことがある
第12回 多重結合化合物の合成 I:Wittig反応、脱離反応 授業内容について復習するための課題を課すことがある
第13回 多重結合化合物の合成 II:その他の方法論 授業内容について復習するための課題を課すことがある
第14回 総合演習 :基礎および応用問題 授業内容について復習するための課題を課すことがある

準備学修(事前学修・復習)等についての指示

学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。

教科書

講義中に資料を配付する

参考書、講義資料等

参考書等
鈴木啓介著,天然有機化合物の合成戦略(岩波書店)
太田博道,鈴木啓介著,化学新シリーズ「有機合成化学」(裳華房)
C.Lウィリス,M.ウィリス著,富岡清訳「有機合成の戦略- 逆合成のノウハウ」(化学同人)

成績評価の方法及び基準

本講義で解説した内容に関する期末試験を対面形式で行う予定(およそ70%)、演習およびレポートにより(合わせておよそ30%)、総合的に評価する。

関連する科目

  • CHM.D201 : 有機化学第一
  • CHM.D202 : 有機化学第二
  • CHM.D301 : 有機化学第三

履修の条件・注意事項

有機化学に関する基礎的知識を有すること