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2022年度 学院等開講科目 教養科目群 広域教養科目

アートと国際経験による多文化理解

開講元
広域教養科目
担当教員
川島 佐保 / 宮永 愛子
授業形態
演習
メディア利用科目
-
曜日・時限
(講義室)
集中講義等
クラス
-
科目コード
LAW.X433
単位数
010
開講時期
2022年度
開講クォーター
4Q
シラバス更新日
2025年7月10日
使用言語
英語

シラバス

授業の目的(ねらい)、概要

世界的な社会問題の解決に貢献できるグローバルな人格の形成のためには豊かな国際経験を積みながら多文化を理解しあえる真摯な姿勢を身に着けることが必要である。それは、「多様性」の理念が現代において、私達の生活や学術・専門的分野の場においても、ますます重要になっていることに起因する。多文化に敬意を示し、コミュニケーション力を身に着け、持続可能なコミュニティをつくるための第一歩とは、個々が状況を細やかに見聞きし、建設的な考えを表現し協働できるようになることである。
この授業の特徴的なねらいは、「アートと国際経験」の視点を導入し、国籍や出身地域、使用言語、文化的背景を異にする学生同士が互いに理解し合い、より友好的な関係を築けるようになることである。留学などの国際経験を積み第一線で活躍するアーティストをゲスト講師として迎え、アート作品の制作に挑戦し、言葉の壁を乗り越えた多様な表現や多文化相互理解を試みる。使用言語の違いの影響をなるべく最小限に留め、芸術の視座の素養を身に着けながら、授業の最終回には論文執筆時や学会発表、イノベーティブな商品開発の試作時など科学技術にも通用する視覚的なコミュニケーション力を磨くところに帰着する。

到達目標

1.東工大の留学生をはじめ、多様性をもつ人々との関係性を築くことに積極的な姿勢を持てるようになる。
2.アートによる文化理解の考え方を深めると共に、理工系にも通じる、より普遍的なビジュアルコミュニケーション力を磨く。
3.制作活動を通して、多文化環境の下での協働作業を経験できる。

キーワード

多文化理解、アート、留学生、国際経験、ワークショップ

学生が身につける力

  • 専門力
  • 教養力
  • コミュニケーション力
  • 展開力 (探究力又は設定力)
  • 展開力 (実践力又は解決力)

授業の進め方

教室は、20日W833、25日W833,27日午前:W832、午後W833にて実施予定である。全7回で行われる授業は、自己紹介と講師の活動紹介、ワークショップ(アート作品の制作、チームによる話し合い)、制作物の公開発表を含む。グループワークでの学生同士のコミュニケーションや外部講師との連絡は、授業全体を通して担当教員が行う。

授業計画・課題

授業計画 課題
第1回 第1回2023年1月20日(金) 1:45 pm to 3:25 pm アートと国際経験についての講義と自己紹介 レポート課題「あなたにとってのアート、あなたにとっての国際経験、そしてあなたにとっての多文化理解について」
第2回 第2回2023年1月20日(金) 3:40 pm to 5:20 pm 多文化理解についての講義 アート作品制作 文献を読んでくること。(1/16更新のT2SCHOLA参照のこと。)
第3回 第3回2023年1月25日(水) 1:45 pm to 3:24 pm 素材についての講義 アート作品制作 レポート課題
第4回 第4回2023年1月25日(水) 3:40 pm to 5:20 pm 国際的な視座についての講義 アート作品制作 文献を読んでくること。
第5回 第5回2023年1月27日(金) 10:45 am to 12:25 pm 視覚的コミュニケーション アート作品制作 制作課題
第6回 第6回2023年1月27日(金) 1:45 pm to 3:25 pm  視覚的コミュニケーション2 アート作品制作 制作課題
第7回 第7回2023年1月27日(金) 3:40 pm to 5:20 pm 成果発表と講評 振り返りレポート

準備学修(事前学修・復習)等についての指示

教科書

講師が適宜、指示・配布する。

参考書、講義資料等

講師が適宜、指示・配布する。

成績評価の方法及び基準

グループ・ワーク等における取り組みの様子と、最終発表の内容をみて総合的に評価を行う。最終発表の際には、グループ内での個々の役割と貢献部分を必ず明確化すること。

関連する科目

  • LAW.X358 : アイディアが飛び交う遠隔議論
  • LAW.X121 : アートが媒介する多文化理解
  • LAW.X364 : 東北共修キャンプ

履修の条件・注意事項

授業は対面で教室にて実施します。履修者は30名程度とします。言語能力を問わず、国際交流に興味のある学生の積極的な参加を歓迎します。※ 履修登録期限2023年1月5日(木)までに必ず履修登録を済ませること。