2022年度 学院等開講科目 教養科目群 文系教養科目
人文学系ゼミ(参加と協働と至福の場づくり)6
- 開講元
- 文系教養科目
- 担当教員
- 中野 民夫
- 授業形態
- 演習 (対面型)
- メディア利用科目
- -
- 曜日・時限
(講義室) - 集中講義等
- クラス
- -
- 科目コード
- LAH.H357
- 単位数
- 020
- 開講時期
- 2022年度
- 開講クォーター
- 3~4Q
- シラバス更新日
- 2025年7月10日
- 使用言語
- 日本語
シラバス
授業の目的(ねらい)、概要
先の見えにくい時代に、参加と協働と至福をテーマに、学び合うコミュニティをともに創りたい。昨年度はzoomのオンライン授業で、フランクルの『夜と霧』を読んで学び合う場を交代でファシリテートし合った。今年度も何か古典を取り上げたい(何を読むかは検討中)。
ねらいは、異なる学院や学年の仲間たちと古典のテキストを精読し、参加と協働を育むファシリテーションを実践的に学び、今ここのありのままに気づくマインドフルネスを実修し、今後の研究生活や人生に役立つ基礎を培うこと。
到達目標
・お互いに居心地がよく、率直で実りある対話がはずむ「学び合いの場」を、実際に企画しファシリテートすることができる。
・身体と呼吸と心を調えるマインドフルネスの基本を身につけ、過去の後悔や未来の不安でなく今ここを自覚的に生きられる。
実務経験のある教員等による授業科目等
実務経験と講義内容との関連 (又は実践的教育内容)
30年間広告会社に勤務、途中休職留学し組織開発・組織変革を学び、ワークショップやファシリテーションの世界へ。企業、行政、NPO、教育など分野を超えて参加型の場を作ってきた。また学生時代から幾多の旅を重ねてきた。それらを統合し、少人数で体験的に学び合う場を目指す。
キーワード
学び合う場。ファシリテーション。マインドフルネス。至福の追求。SDGs
学生が身につける力
- 専門力
- 教養力
- コミュニケーション力
- 展開力 (探究力又は設定力)
- 展開力 (実践力又は解決力)
授業の進め方
基本文献を全員が読んできた上で、学生が参加体験型ワークショップ的な授業をファシリテートし体験的に学び合う機会を交代で作る。
教員が一方的に教えるのではなく、学生の積極的・主体的参加をベースに、お互いに刺激し合う「学び合いのコミュニティ」をめざす。
授業計画・課題
授業計画 | 課題 | |
---|---|---|
第1回 | 久しぶりに対面で水曜の5-6限に実施予定。 H153は主に1年生、LAH.H253(2年生)、LAH.H355(3年生)、LAH.H357(4年生)の合同で行う。異学年の交流も意義深い。 中野の定年退職前の最後の授業になるので、内容は熟考中。詳細は初回のオリエンテーション時に、参加者の要望もふまえて確定したい。少人数での学びを大切にするため定員は12名。多い場合は抽選か選考。 参加希望者は中野にメールを。tamio.nakano@me.com 初回オリエンテーション:2022年10月5日(水)13:45-15:25(5-6限)@W9-714。その後は、10/12、19、26、11/2、9、16、12/7、14、21、1/11、18、25、2/1の5-6限 | 担当テキストの読解とレジュメ作り、学びを深める学び合いの場の企画・デザインとファシリテーション準備。 |
準備学修(事前学修・復習)等についての指示
学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する 予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。
教科書
中野民夫著『学び合う場のつくり方』(岩波書店)
参考書、講義資料等
未定
その他の資料は随時配布する。
成績評価の方法及び基準
毎回の積極的なフル参加(宿題・ファシリテート含む)70%、最終レポート30%
(グループワークの妨げになるので、基本的に遅刻や早退は認められない。)
関連する科目
- LAH.H253 : 人文学系ゼミ(参加と協働と至福の場づくり)1
- LAH.H355 : 人文学系ゼミ(参加と協働と至福の場づくり)3
- LAH.H357 : 人文学系ゼミ(参加と協働と至福の場づくり)5
履修の条件・注意事項
幅広い人間力を養う教養と、参加型の場づくりや学び合う場に興味があり、ファシリテーター的なことをやりたいと思っていること。
中野の定年退職前の最終授業になるので、中野の仕事や人に興味のある学生の履修は嬉しい。