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2022年度 学院等開講科目 環境・社会理工学院 技術経営専門職学位課程 技術経営専門職学位課程

リスク・クライシスマネジメント分析

開講元
技術経営専門職学位課程
担当教員
池上 雅子
授業形態
講義 (ライブ型)
メディア利用科目
-
曜日・時限
(講義室)
水9-12
クラス
-
科目コード
TIM.B519
単位数
100
開講時期
2022年度
開講クォーター
4Q
シラバス更新日
2025年7月10日
使用言語
日本語

シラバス

授業の目的(ねらい)、概要

グローバル化した現代の高度社会は、自然災害や人的災害(テロ攻撃など)、過酷事故、軍事攻撃、サイバー攻撃などの危機に対し非常に脆弱だ。本講では、安全保障の観点からリスク・危機管理の概念理論を踏まえ、外部講師による実践的な事例分析から、リスク・危機管理のあり方を実践的に考察・検証する。

到達目標

リスク・危機管理へのセンスを高め、将来危機対策を学習する為の素地を醸成する。

キーワード

リスク分析・危機管理、安全保障

学生が身につける力

  • 専門力
  • 教養力
  • コミュニケーション力
  • 展開力 (探究力又は設定力)
  • 展開力 (実践力又は解決力)

授業の進め方

授業スタイルは、政策プロセス科学特論に準ずる。
¬ 担当教員による概念・理論の概要説明と、ゲスト講師による講義・討論。
¬ 講師毎に、グループによる事前調査・発表、講演・討議後の総括の提出。
¬ 事前学習の結果及び感想は、OCWiにオンライン提出。
¬ 講義日 水曜日17時~20時(不定期 11/30, 12/14, 1/18, 2/1)
17:00~18:00 受講者による予習結果発表、質問事項確認
18:00~19:00 講師による講義
19:00~20:00 質疑応答・討論

授業計画・課題

授業計画 課題
第1回 【政策プロセス科学特講共通】「汎用先端技と産業インテリジェンス」講師: 元化学兵器禁止機関(OPCW)査察局長秋山一郎先生(元陸将補) 「産業インテリジェンスと経済安全保障」
第2回 変革時代の原子力:原子力と国際安全保障 by 斎藤正樹東工大名誉教授(原子核工学)(注:イノベーション政策概論共通につき本科目には含まれない) 「 原子力と国際安全保障」
第3回 「福島原発事故の教訓と危機管理」 (TBC) 講師:東工大特任教授 奈良林直先生(原子核工学) 「福島原発事故の教訓と危機管理」
第4回 エネルギー安全保障(仮題)(TBC) 講師:東工大特任教授 奈良林直先生(原子核工学) エネルギー安全保障(仮題)
第5回 サイバーセキュリティと危機管理 講師:佐々木孝博氏(元海将補、富士通システム統合研究所安全保障研究所主席研究員)(TBC) サイバーセキュリティと危機管理

準備学修(事前学修・復習)等についての指示

学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。毎回、予習内容に関連したDiscussion (17:00-18:00)の後、特別講師による講義とQ&A(18:00-20:00) を行う。

教科書

Ulrich BECK (1992) RISK SOCIETY: Towards a New Modernity, SAGE
Beat HABEGGER (ed.) (2008) INTERNATIONAL HANDBOOK ON RISK ANALYSIS AND MANAGEMENT
PROFESSIONAL EXPERIENCES, 2008, Center for Security Studies, ETH Zurich

参考書、講義資料等

毎回、講師が資料を指定、OCWで資料ファイルを配布する。

成績評価の方法及び基準

グループによる事前予習を含め講義への貢献、提出レポート及び出席により、合格、不合格にて評価

関連する科目

  • TIM.B520 : リスク・クライシスマネジメント II
  • TIM.C532 : 先端/防衛技術の研究・開発・試験・評価の政策分析
  • TIM.C510 : 科学技術政策分析 I
  • TIM.C511 : 科学技術政策分析 II
  • TIM.A403 : 政治・経済分析基礎 I

履修の条件・注意事項

本講義は準集中講義形式で、水曜日の9-12時限に変則的な日程で開講される「政策プロセス科学特論」と「経営者論セミナー」と同じ時間帯に設定され、3Q-4Qの水曜日の9-12時限に3科目が同時に履修できるように日程調整される。

その他

詳細未定