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2022年度 学院等開講科目 生命理工学院 生命理工学系

生命理工学特別講義1

開講元
生命理工学系
担当教員
德永 万喜洋 / 安部 聡 / 伊藤 由馬 / 岡田 有意 / 梶谷 嶺 / 丹羽 達也 / 古田 忠臣 / TRAN PHUOC DUY / 伊藤 栄紘 / 佐藤 孝雄 / 西田 慶 / WONG SING YING
授業形態
演習 (ライブ型)
メディア利用科目
対象
曜日・時限
(講義室)
月1-2 (S224)
クラス
-
科目コード
LST.A321
単位数
010
開講時期
2022年度
開講クォーター
3Q
シラバス更新日
2025年7月10日
使用言語
日本語

シラバス

授業の目的(ねらい)、概要

生命理工学を学ぶにあたって必要となる物理化学の基礎を、演習問題を自ら解くことで、より深く学習する。
生命現象の素過程を、物理学の基本的な概念や原理・法則の習熟により、物理化学反応として解釈することで、生命機能を理解することを目標とする。温度・圧力・エネルギー、物質の状態と変化、化学平衡、電気現象、反応速度論、生化学過程、分子動力学、ゲノム情報学を、定量的に学び、物理的現象と化学変化の本質的な考察力を深める。具体的な生命現象を題材に取ることにより、生命現象の本質的な理解を進める。基礎的な学問の習得により、科学技術の発展と利用、実用的な分野においても、応用力を発揮できる考察力を涵養する。

到達目標

物理化学系授業、主に、物理化学第一、第二、第三の理解度を深めることを目標とする。
具体的には、熱力学、電気化学、化学反応論、分子動力学、ゲノム情報学に関する基本的な問題を解く力を習得する。

キーワード

物理化学

学生が身につける力

  • 専門力
  • 教養力
  • コミュニケーション力
  • 展開力 (探究力又は設定力)
  • 展開力 (実践力又は解決力)

授業の進め方

前回行った演習問題の解答説明(30分程度)と、演習問題(70分程度)を行う。
Zoomオンラインにて行う。

授業計画・課題

授業計画 課題
第1回 授業の進め方と、タンパク質の熱力学に関する演習問題(1) タンパク質の熱力学に関する問題を解く
第2回 演習問題(1)の説明と、熱力学に関する演習問題(2) 熱力学に関する問題を解く
第3回 演習問題(2)の説明と、相平衡に関する演習問題(3) 相平衡に関する問題を解く
第4回 演習問題(3)の説明と、分子動力学に関する演習問題(4) 分子動力学に関する問題を解く
第5回 演習問題(4)の説明と、反応速度論に関する演習問題(5) 反応速度論に関する問題を解く
第6回 演習問題(5)の説明と、生体分子の熱力学に関する演習問題(6) 生体分子の熱力学に関する問題を解く
第7回 演習問題(6)の説明と、生体膜イオン輸送に関する演習問題(7) 生体膜イオン輸送に関する問題を解く

準備学修(事前学修・復習)等についての指示

学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。

教科書

Atkins他『アトキンス生命科学のための物理化学 第2版』東京化学同人,2014年,ISBN-13: 978-4807908387.

参考書、講義資料等

Atkins他『アトキンス物理化学(上) (下) 第10版』東京化学同人,2017年,ISBN-13: 978-4807909087, 978-4807909094.

成績評価の方法及び基準

出席点と演習問題の採点結果により判断

関連する科目

  • LST.A201 : 物理化学第一(熱力学,反応速度)
  • LST.A206 : 物理化学第二(統計熱力学)
  • LST.A211 : 物理化学第三(分子軌道,相互作用)

履修の条件・注意事項

特に無し