2022年度 学院等開講科目 情報理工学院 数理・計算科学系 数理・計算科学コース
数理・計算科学特論B
- 開講元
- 数理・計算科学コース
- 担当教員
- 石崎 一明 / 稲垣 達氏 / 井上 拓 / 緒方 一則 / 小野寺 民也 / 河内谷 清久仁 / 仲池 卓也 / 堀井 洋 / 堀江 倫大 / TUN LE DUC
- 授業形態
- 講義 (対面型)
- メディア利用科目
- -
- 曜日・時限
(講義室) - 月5-6 (H116) / 木5-6 (H116)
- クラス
- -
- 科目コード
- MCS.T415
- 単位数
- 200
- 開講時期
- 2022年度
- 開講クォーター
- 4Q
- シラバス更新日
- 2025年7月10日
- 使用言語
- 日本語
シラバス
授業の目的(ねらい)、概要
プログラミング言語処理系の最先端実装技術
プログラミング言語の実装技術について,最新の話題を選んで解説する:実行環境,データフロー解析,インライン展開,深層学習コンパイラ,JVM, LLVM.
月木の5,6時限(13:45〜15:25)の開講で, 12月8日に開始です. 教室は, H116です.
到達目標
本講義を履修することによって,プログラミング言語の実装技術の最新動向を理解する。
キーワード
プログラミング言語,コンパイラ,実行環境,JVM, LLVM
学生が身につける力
- 専門力
- 教養力
- コミュニケーション力
- 展開力 (探究力又は設定力)
- 展開力 (実践力又は解決力)
授業の進め方
授業は講義形式で行います。
授業計画・課題
授業計画 | 課題 | |
---|---|---|
第1回 | 実行環境: JVM 概説, インタープリタ (12/8木, 担当:緒方) | 実行環境を理解する |
第2回 | 実行環境: オブジェクト管理と同期 (12/12月, 担当: 河内谷) | オブジェクト管理と同期に関する諸概念を理解する |
第3回 | 実行環境:ネイティブメモリー管理 (12/15木, 担当:緒方) | ネイティブメモリー管理の基本技術を理解する |
第4回 | コンパイラ: 概説 (12/19月, 担当:仲池) | コンパイラの概要を理解する |
第5回 | コンパイラ: データフロー解析 (12/22木, 担当: 稲垣) | データフロー解析の理論と技術を理解する |
第6回 | コンパイラ: 脱仮想化とインライン展開 (12/26月, 担当:石崎) | 脱仮想化とインライン展開の基本技術を理解する |
第7回 | 最近の話題:ハードウェアアクセラレーション (1/5木, 担当 : 石崎) | ハードウェアアクセラレーションの長所,短所を理解する |
第8回 | 最近の話題: オープンソース Java VM (1/12木, 担当: 堀江) | オープンソース Java VMの現状と技術を理解する |
第9回 | コンパイラ: トレースコンパイラとLLVM (1/16月, 担当:井上) | トレースコンパラとLLVMの基本技術を理解する |
第10回 | 最近の話題: 深層学習コンパイラとMLIR (1/19木, 担当: Tung, 英語) | 深層学習コンパイラとMLIRの諸概念を理解する |
第11回 | 最近の話題: 量子計算機におけるコンパイラ技術 (1/23月, 担当:堀井) | 量子アプリケーションにおけるコンパイラの役割を理解する |
第12回 | まとめと展望 (1/26木, 担当: 小野寺) | コンパイラ技術の今後の課題を理解する |
準備学修(事前学修・復習)等についての指示
学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。
教科書
教科書は用いません。
参考書、講義資料等
参考書は講義中にお知らせします。
成績評価の方法及び基準
2個のレポートによって評価します.
関連する科目
- MCS.T334 : プログラミング言語処理系
履修の条件・注意事項
学部レベルのコンパイラの講義の内容