2022年度 学院等開講科目 物質理工学院 応用化学系
工業プロセス概論
- 開講元
- 応用化学系
- 担当教員
- 山口 猛央 / 多湖 輝興 / 竹下 嘉昭 / 中條 哲夫
- 授業形態
- 講義 (対面型)
- メディア利用科目
- -
- 曜日・時限
(講義室) - 木7-8 (S421)
- クラス
- -
- 科目コード
- CAP.C344
- 単位数
- 100
- 開講時期
- 2022年度
- 開講クォーター
- 3Q
- シラバス更新日
- 2025年7月10日
- 使用言語
- 日本語
シラバス
授業の目的(ねらい)、概要
本講義では,触媒反応プロセスと膜分離プロセスについて学ぶ.それぞれのトピックスに対し,基礎的な学理を基に,問題点と解決法を理解する.具体的には,固体触媒の反応工学的評価法と水処理における膜分離プロセスを学習する.そして,石油精製と石油化学プロセスから,これまでに学んだ化学工学の全体を俯瞰する.
到達目標
触媒反応工学と分離工学の理解を深める.化学プロセスの概要を習得するとともに,各プロセスの有機的つながりを理解する.
キーワード
化学プロセス,分離プロセス,反応プロセス
学生が身につける力
- 専門力
- 教養力
- コミュニケーション力
- 展開力 (探究力又は設定力)
- 展開力 (実践力又は解決力)
授業の進め方
資料による
授業計画・課題
授業計画 | 課題 | |
---|---|---|
第1回 | ガイダンス | 講義ガイダンス,講義概要 |
第2回 | 水問題と水処理技術 | 水不足の現状と想定される問題を理解し,水処理技術を説明できる |
第3回 | 膜分離プロセス | 膜透過の基礎を説明できる 濃度分極の基礎を説明できる |
第4回 | 固体触媒反応プロセス(1) | 固体触媒内での反応と触媒有効係数を理解できる |
第5回 | 固体触媒反応プロセス(2) | 非等温反応を理解できる メタノール合成プロセス,アンモニア合成プロセスを理解できる |
第6回 | 温暖化ガス排出量ゼロを目指す時代の石油化学を考える | カーボンニュートラルを目指す時代の石油化学の課題ー循環炭素化学ー |
第7回 | 石油精製 ―石油製品(燃料油・石油化学原料等素材)の製造― | 石油精製プロセスの全体フローを理解し,これまでの環境問題への対応と今後に向けた課題を考える. |
準備学修(事前学修・復習)等についての指示
講義資料はwebにアップロードする.
講義終了後に課題を与える.課題を解くことにより講義の復習を行うこと.
教科書
特になし
参考書、講義資料等
培風館 反応工学 橋本健治著
朝倉書店 分離プロセス工学の基礎 化学工学会分離プロセス部会編
成績評価の方法及び基準
工業プロセスの仕組み,および分離プロセスと反応プロセスについての理解度を授業時の小テストと課題により評価する。
関連する科目
- CAP.C205 : 化学プロセス量論
- CAP.C203 : 移動現象第三(物質移動)
- CAP.C206 : 反応工学第一(均一系)
- CAP.C212 : 分離操作
- CAP.C315 : 先進化学工学第一
履修の条件・注意事項
特になし