2022年度 学院等開講科目 物質理工学院 応用化学系
先進有機化学第二
- 開講元
- 応用化学系
- 担当教員
- 吉沢 道人 / 澤田 知久
- 授業形態
- 講義 (対面型)
- メディア利用科目
- -
- 曜日・時限
(講義室) - 火1-2 (W934)
- クラス
- -
- 科目コード
- CAP.A347
- 単位数
- 100
- 開講時期
- 2022年度
- 開講クォーター
- 2Q
- シラバス更新日
- 2025年7月10日
- 使用言語
- 日本語
シラバス
授業の目的(ねらい)、概要
[講義の概要]本講義では、まず光で駆動する有機反応と光で変化する有機構造の基礎について理解する。次に、光(太陽光)照射によって進行する触媒反応や光刺激によって機能する分子集合体について理解する。また、本系以外の学生には、有機化学の基礎的な事項を平易に解説し、応用化学科目群に関連する基礎知識と最先端技術を学ぶ機会を提供することを目的とする。
[講義のねらい]有機化学で学ぶ反応の大部分は、熱的な活性化により進行する。一方、植物の光合成のような光を必要とする重要な反応も数多く存在する。そこで本講義では、「有機化学」と「光」の接点にフォーカスし、古典的な光反応、光触媒反応、光と有機構造、光と分子集合体の基礎について解説する。
到達目標
本講義を履修することによって次の事項を理解し、説明できる能力を修得する。
(1) 光と有機反応の関係
(2) 古典的な光反応
(3) 光触媒反応の基礎と発展
(4) 光と有機構造の関係
(5) 光と分子集合体(生体系を含む)の関係
キーワード
光、有機反応、触媒反応、有機構造、分子集合体、生物
学生が身につける力
- 専門力
- 教養力
- コミュニケーション力
- 展開力 (探究力又は設定力)
- 展開力 (実践力又は解決力)
授業の進め方
本講義は、(1)光と有機反応、(2)古典的な光反応、(3)光と触媒反応、(4)光と有機構造、(5)光と分子集合体(生体系を含む)の順番で進める。最終回に、理解度確認のための演習を行う。
授業計画・課題
授業計画 | 課題 | |
---|---|---|
第1回 | 光と有機反応 | 光と有機反応の関係を説明できる。 |
第2回 | 古典的な光反応 | 古典的な光反応を説明できる。 |
第3回 | 光と触媒反応 (1): 基礎 | 基礎的な光触媒反応を説明できる。 |
第4回 | 光と触媒反応 (1): 発展 | 発展的な光触媒反応を説明できる。 |
第5回 | 光と有機構造 | 光と有機構造の関係を説明できる。 |
第6回 | 光と分子集合体 | 光と分子集合体(生体系を含む)の関係を説明できる。 |
第7回 | 理解度確認のための問題と解説 | 第1~6回の講義内容を正確に理解し、問題に解答できるようになる。 |
準備学修(事前学修・復習)等についての指示
学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。
教科書
指定なし。
参考書、講義資料等
参考書
光化学I(丸善)、ISBN:978-4-621-04656-2
化学の要点5 電子移動 (共立出版) 、ISBN:978-4-320-04410-4
配布資料は有り。
成績評価の方法及び基準
理解度確認のための質疑応答やレポート(50%)、演習やテスト(50%)により評価する。
関連する科目
- 先進有機化学第一
履修の条件・注意事項
履修の条件は設けない。