トップページへ

2022年度 H27年度以前入学者向け 理学部 数学科

解析学特別講義C

開講元
数学科
担当教員
坂本 祥太
授業形態
講義 (対面型)
メディア利用科目
-
曜日・時限
(講義室)
金3-4 (H115)
クラス
-
科目コード
ZUA.C333
単位数
100
開講時期
2022年度
開講クォーター
3Q
シラバス更新日
2025年7月10日
使用言語
英語

シラバス

授業の目的(ねらい)、概要

Botlzmann方程式の基礎理論について解説する。
特に切断Boltzmann方程式の平衡状態周りの時間大域解の構成について解説する。
本講義は引き続き行われる「解析学特別講義D」に続くものである。

到達目標

Boltzmann方程式の基本性質と、エネルギー法など偏微分方程式の基本的な技法の理解

キーワード

Boltzmann方程式、流体力学の方程式、解の存在と一意性、エネルギー法

学生が身につける力

  • 専門力
  • 教養力
  • コミュニケーション力
  • 展開力 (探究力又は設定力)
  • 展開力 (実践力又は解決力)

授業の進め方

通常の講義形式で行う。適宜レポート課題を出題する。

授業計画・課題

授業計画 課題
第1回 Boltzmann方程式の定義 講義中に指示する.
第2回 Boltzmann方程式がもつ各種保存則 講義中に指示する.
第3回 平衡状態に近い場合の切断Boltzmann方程式の適切性 1: 問題設定 講義中に指示する.
第4回 平衡状態に近い場合の切断Boltzmann方程式の適切性 2: 線形項の性質 講義中に指示する.
第5回 平衡状態に近い場合の切断Boltzmann方程式の適切性 3: Macro-micro分解 講義中に指示する.
第6回 藤田平衡状態に近い場合の切断Boltzmann方程式の適切性 4: 非線形項の評価 講義中に指示する.
第7回 平衡状態に近い場合の切断Boltzmann方程式の適切性 5: 主定理の証明 講義中に指示する.

準備学修(事前学修・復習)等についての指示

学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。

教科書

使用しない

参考書、講義資料等

Robert T. Glassey, The Cauchy Problem in Kinetic Theory, 1996.

成績評価の方法及び基準

レポート課題 (100%) による

関連する科目

  • ZUA.C334 : 解析学特別講義D

履修の条件・注意事項

Lebesgue積分と、関数解析の初歩を理解していることが(必須ではないが)望ましい。

連絡先 (メール、電話番号) ※”[at]”を”@”(半角)に変換してください。

sakamoto.s.aj[at]m.titech.ac.jp