2020年度 学院等開講科目 教養科目群 文系教養科目
ピアレビュー実践 1
- 開講元
- 文系教養科目
- 担当教員
- 小泉 勇人
- 授業形態
- 演習 (ZOOM)
- メディア利用科目
- -
- 曜日・時限
(講義室) - 月3-4 (Zoom)
- クラス
- 1
- 科目コード
- LAH.C402
- 単位数
- 010
- 開講時期
- 2020年度
- 開講クォーター
- 3Q
- シラバス更新日
- 2025年7月10日
- 使用言語
- 日本語
シラバス
授業の目的(ねらい)、概要
文章をよりよいものに仕上げるために,文章の書き手にアドバイスすることをレビューと呼ぶ.この講義では,同僚(友人・周囲の研究者,すなわちピア)の論文・著作を改善させるために,ピアレビューをする.この活動を通じて,文章を改善させるチュータリングのスキルを体得して欲しい.
到達目標
ピアレビュー実践を通して、チュータリングのスキルを理解し、批判的思考を深め、適切なアドバイスができるようになるとともに,ピアの思考を促進・サポートする手法を修得する。
キーワード
ピアレビュー、ファシリテート、チュータリング、支援型リーダーシップ、論文執筆、文章改善、批判的思考
学生が身につける力
- 専門力
- 教養力
- コミュニケーション力
- 展開力 (探究力又は設定力)
- 展開力 (実践力又は解決力)
授業の進め方
前半ではピアレビューの適切な方法を修得する.後半では教養卒論クラスを対象にピアレビューを実践する.
授業計画・課題
授業計画 | 課題 | |
---|---|---|
第1回 | ピアレビュー導入、学術的文章技術(パラグラフ・ライティング) | パラグラフライティングについて理解する。 |
第2回 | ピアレヴュー訓練、学術的文章技術(構成) | 文章構成について学び、ピアレビューに慣れる。 |
第3回 | 教養卒論クラスにてピアレビュー実践 (1) | 教養卒論クラスでピアレビューを実践して振り返る |
第4回 | 教養卒論クラスにてピアレビュー実践 (2) | 教養卒論クラスでピアレビューを実践して振り返る |
第5回 | 教養卒論クラスにてピアレビュー実践 (3) | 教養卒論クラスでピアレビューを実践して振り返る |
第6回 | 教養卒論クラスにてピアレビュー実践 (4) ー 非リアルタイム | 教養卒論クラスでピアレビューを実践して振り返る |
第7回 | ピアレビュー実践、および全体の振り返り | これまでのピアレヴュー技術を振り返り、己の技能として定着させる。 |
準備学修(事前学修・復習)等についての指示
学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。
教科書
佐渡島紗織,太田裕子(編)『文章チュータリングの理念と実践』,ひつじ書房,2013.
木下是雄,『理科系の作文技術』,中公新書,1981.
参考書、講義資料等
ケイト・L・トゥラビアン (著)『シカゴ・スタイル 研究論文執筆マニュアル 慶應義塾大学出版会』,2012.
佐渡島紗織,吉野亜矢子(著)『これから研究を書くひとのためのガイドブック』,ひつじ書房,2008.
成績評価の方法及び基準
コミットメント点70点(授業参加および毎回のリフレクション報告),最終レポート30点(必須).3回以上欠席すると単位は取得できない.
関連する科目
- LAH.C401 : リーダーシップ道場
- LAH.C101 : 東工大立志プロジェクト
- LAH.C301 : 教養卒論
履修の条件・注意事項
「リーダーシップ道場」を80点以上で履修済みのこと。
その他
本授業は,GSA (Graduate Student Assistant)プログラムの対象科目である。
80点以上で履修すると,教育革新センターよりGSA-R (レビューアー)の認定証が授与される。