2020年度 学院等開講科目 環境・社会理工学院 社会・人間科学系 社会・人間科学コース
文化・芸術分野特論F1B
- 開講元
- 社会・人間科学コース
- 担当教員
- 北村 匡平
- 授業形態
- 講義 (ZOOM)
- メディア利用科目
- -
- 曜日・時限
(講義室) - 月5-6 (Zoom)
- クラス
- -
- 科目コード
- SHS.U444
- 単位数
- 100
- 開講時期
- 2020年度
- 開講クォーター
- 4Q
- シラバス更新日
- 2025年7月10日
- 使用言語
- 日本語
シラバス
授業の目的(ねらい)、概要
私たちの日常生活は「スクリーン」に取り囲まれている。スマートフォン、デジタルサイネージ、コンピュータ、タブレット等、スクリーンはもはや映画館に存在するだけではなく、現在のメディア化された生活に遍在化している。本講義では、「スクリーン」という概念を広く用いることで、20世紀以降の映像文化を考えることを目的とする。
到達目標
以下の3つを目指す。
(1)20世紀以降の映像文化に関する知識を得て、
(2)その背景と特異性を他者に説明することができ、
(3)現在、私たちを取り巻く映像文化を分析する視座を得ることができる。
キーワード
スクリーン、メディア、映像文化、観客、セクシュアリティ
学生が身につける力
- 専門力
- 教養力
- コミュニケーション力
- 展開力 (探究力又は設定力)
- 展開力 (実践力又は解決力)
授業の進め方
授業は、文献購読と発表(教科書の指定した範囲か、教員が出す課題)、ディスカッションで構成される。
授業計画・課題
授業計画 | 課題 | |
---|---|---|
第1回 | コースの概要とイントロダクション | 「スクリーン」を理解する |
第2回 | メディア研究における「スクリーン」 | 方法としての「スクリーン」について学ぶ |
第3回 | スクリーンに媒介される出来事 | スクリーンを通じたメディア経験について議論する |
第4回 | 現代の映像文化における観客 | 現代の映像文化を生きる観客をとらえる |
第5回 | オフ・スクリーンから見る映像文化 | 映画館におけるメディア経験について議論する |
第6回 | メディア受容とセクシュアリティ | メディアの受容とセクシュアリティについて探究する |
第7回 | モバイル・スクリーンと触覚性 | モバイル・メディアにおける触覚的イメージについて考える |
準備学修(事前学修・復習)等についての指示
学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。
教科書
光岡寿郎・大久保遼(編)『スクリーン・スタディーズ——デジタル時代の映像/メディア経験』(東京大学出版会、2019年)
参考書、講義資料等
授業で使う資料は講義中に示す。
成績評価の方法及び基準
授業への参加度(20%)、課題発表(40%)、期末レポート(40%)
関連する科目
- LAH.S430 : 文系エッセンス34:表象文化論
- LAH.H314 : 表象文化論C
履修の条件・注意事項
特になし。
連絡先 (メール、電話番号) ※”[at]”を”@”(半角)に変換してください。
kitamura.k.af[at]m.titech.ac.jp
オフィスアワー
メールであらかじめ連絡をすること。