2020年度学院等開講科目環境・社会理工学院融合理工学系

反応工学基礎

開講元: 融合理工学系
担当教員: ANDREWS EDEN MARIQUIT / 江頭竜一 / CROSS JEFFREY SCOTT / 竹下健二 / 中﨑清彦 / 千葉敏 / 松本義久
授業形態: 講義 (ZOOM)
メディア利用科目: -
曜日・時限 (講義室): 月3-4 (S611) / 木3-4 (S611)
クラス: -
科目コード: TSE.A204
単位数: 200
開講時期: 2020年度
開講クォーター: 4Q
シラバス更新日: 2025年7月10日
使用言語: 英語

シラバス

授業の目的（ねらい）、概要

物質およびエネルギー移動の境界が明確な化学反応装置を例にとって，反応設計・反応操作を適切に行うために必要な，物質変換の原理，各種工程における反応操作・反応装置に対する原理および，それに基づいた化学プロセスにおける反応操作・反応装置の応用について学ぶ．まず，化学反応の分類では素反応から複合反応へ，また，溶液中の均相反応，固体表面の不均相反応にいたるまでを取り扱う．引き続いて，反応物質，製品の調整，分離，反応装置の制御に関わる単位操作(機械的操作，エネルギー操作，物質移動操作)の基礎を講述する．

到達目標

本科目を履修することにより各種反応器ならびに単位操作の原理に基づいてそれらの設計の指針を示すことができるようになる。

キーワード

化学反応，単位操作，プロセス工学

学生が身につける力

専門力
教養力
コミュニケーション力
展開力 (探究力又は設定力)
展開力 (実践力又は解決力)

授業の進め方

第1回~第7回: 各講義において、前半80分間は板書によって講義内容を説明する。残りの10分間を講義内容に関する課題（小テスト、質問票）の解答に当てる。
第9回~第15回: 講義を中心として授業を進め，適宜演習により習熟度を確認する。
※下記の授業計画を変更する場合がある。

授業計画・課題

	授業計画	課題
第1回	授業概要化学反応速度	反応工学に対しての理解度を確認する。
第2回	素反応と複合反応	素反応と複合反応に関する理解度を確認する。
第3回	気体分子の運動と反応	気体分子の運動と反応に関する理解度を確認する。
第4回	溶液中の化学反応その1	溶液の化学反応に関する理解度を確認する。
第5回	溶液中の化学反応その2	溶液中の化学反応に関する理解度を確認する。
第6回	固体表面上の化学反応その1	固体表面での反応の特徴等に関する理解度を確認する。
第7回	固体表面上の化学反応その2	固体表面での反応の特徴等に関する理解度を確認する。
第8回	中間試験	反応工学に関する理解度を確認する。
第9回	授業(9回以降)概要単位操作の基礎
第10回	機械的操作
第11回	演習-1	単位操作の基礎および機械的操作の習熟度を確認
第12回	演習-1解説エネルギー操作
第13回	演習-2	エネルギー操作の習熟度を確認
第14回	演習-2解説物質移動操作
第15回	演習-3および解説	物質移動操作の習熟度を確認
第16回	期末試験	基本的な単位操作の習熟度を確認

準備学修(事前学修・復習)等についての指示

学修効果を上げるため，教科書や配布資料等の該当箇所を参照し，「毎授業」授業内容に関する予習と復習（課題含む）をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。

教科書

指定なし

参考書、講義資料等

参考書
・基本化学シリーズ6「物理化学」朝倉書店
・「化学工学演習」東京化学同人
・「化学工学(Ⅰ）」「化学工学(Ⅱ）」「化学工学(Ⅲ）」岩波書店
・シリーズ新しい工学３「材料科学」朝倉書店

講義資料
OCW-iにアップロードする。

成績評価の方法及び基準

成績評価は演習，試験の結果で総合的に判定する．

履修の条件・注意事項

履修の条件は特に設けないが，関連する科目(TSE.A201, 202, 308)を履修していることが望ましい。

連絡先 (メール、電話番号) ※”[at]”を”@”(半角)に変換してください。

江頭竜一：regashir[at]tse.ens.titech.ac.jp・内線3584
マリキット: mariquit.e.ab[at]m.titech.ac.jp・内線3245