2020年度 学院等開講科目 物質理工学院 応用化学系
ケミカルエンジニアリングトピックス
- 開講元
- 応用化学系
- 担当教員
- 下山 裕介 / LIONEL LAM KAR WEI
- 授業形態
- 講義 (ZOOM)
- メディア利用科目
- -
- 曜日・時限
(講義室) - 集中講義等
- クラス
- -
- 科目コード
- CAP.C341
- 単位数
- 100
- 開講時期
- 2020年度
- 開講クォーター
- 4Q
- シラバス更新日
- 2025年7月10日
- 使用言語
- 英語
シラバス
授業の目的(ねらい)、概要
【概要】本講義の前半では,設計に向けた基礎知識として化学量論,物質収支,エネルギー収支などの化学プロセス計算を中心に英語のテキストにより基礎や技術用語などを学びます.講義の後半では,化学工業におけるプロセス設計に関連する課題についてグループディスカッションを実施して,ディスカッションの成果を英語と技術用語を用いて発表を行います.
【ねらい】化学工学分野で必要とされる物質収支計算やエネルギー収支計算などの基礎知識は,化学工業における製造プロセスや化学プラントの設計を行う上で重要です.本講義では,化学工学分野に従事するエンジニアとして,国際的環境において英語で論理的に議論し表現する能力,プロセスを含め総括的に設計(デザイン)する能力の発展を手助けすることをねらいとします.
到達目標
【到達目標】 本講義では,化学プロセス設計(デザイン)に従事するエンジニアとして国際的な視野や考えを身につけるため,1) 化学工学関連の基礎,簡単なトピックスを英語で理解し,表現する能力を身につけること,および 2) 化学工学に関する設計課題をグループで解決する能力を身につけることを到達目標とします.
【テーマ】 本講義では,1)化学工学の基礎に関する講義内容,質問,英語の参考書を理解すること,2) 決定した設計課題についてグループで討論し詳細をまとめ発表することをテーマとします.
キーワード
化学工学,化学プロセス,プロセス設計,化学量論,物質収支,エネルギー収支,グループディスカッション
学生が身につける力
- 専門力
- 教養力
- コミュニケーション力
- 展開力 (探究力又は設定力)
- 展開力 (実践力又は解決力)
授業の進め方
英語の参考資料を用いて,化学プロセス設計に関する基礎(化学量論,物質収支,エネルギー収支)を学びます.少人数のグループに分かれて,グループ毎に化学プロセス設計に関する課題を設定しディスカッションを行い,その成果をまとめて発表を実施します.
授業計画・課題
授業計画 | 課題 | |
---|---|---|
第1回 | ケミカルエンジニアリングデザインとは | 化学プロセス設計の重要性を理解できるようになる. |
第2回 | 化学プロセス計算の基礎 | 化学プロセス計算の基礎,化学量論,関連する英語の技術用語について理解できるようになる. |
第3回 | 物質収支計算 | 物質収支計算法,関連する英語の技術用語を理解できるようになる. |
第4回 | エネルギー収支計算 | エネルギー収支計算法,関連する英語の技術用語を理解できるようになる. |
第5回 | 設計課題の設定およびグループディスカッション(1):化学プロセスの諸問題の解決 | 化学プロセス設計に関する課題を決定し,課題解決のためにディスカッションのテーマを抽出できる. |
第6回 | グループディスカッション(2):化学工学におけるコミュニケーションの重要性 | 抽出したテーマについてディスカッションを実施し,その内容と結果をまとめることができる. |
第7回 | プレゼンテーション(1):化学プロセスの基本構成と設計指針 | ディスカッションの内容および成果をまとめ,第1~4回までに学習した技術英語を使用して,プレゼンテーション用資料を作成することができる. |
第8回 | プレゼンテーション(2)および講評:環境調和型化学プロセスの設計・開発 | グループでプレゼンテーションを行い,その内容について論理的に討論することができる. |
準備学修(事前学修・復習)等についての指示
教科書
特になし
参考書、講義資料等
資料を講義において配布する
成績評価の方法及び基準
講義への出席,化学プロセスのトピックスに関する演習ならびにレポートにより理解度を評価する.
関連する科目
- CAP.C341 : ケミカルエンジニアリングトピックス
- CAP.C322 : ケミカルエンジニアリングデザイン
履修の条件・注意事項
履修条件は特に設けないが,関連する科目を履修していることが望ましい。