トップページへ

2020年度 学院等開講科目 物質理工学院 材料系

物理化学(界面・表面)

開講元
材料系
担当教員
松本 英俊
授業形態
講義 (ZOOM)
メディア利用科目
-
曜日・時限
(講義室)
火1-2 (H104)
クラス
-
科目コード
MAT.P306
単位数
100
開講時期
2020年度
開講クォーター
3Q
シラバス更新日
2025年7月10日
使用言語
日本語

シラバス

授業の目的(ねらい)、概要

高分子,ソフトマテリアル,ナノ材料の研究を進める上で基礎となる分子間相互作用および表面・界面現象について講述する。

到達目標

分子間相互作用と固体の表面・界面現象に関する物理化学的な基礎知識の理解を目的とする。

キーワード

分子間相互作用,電気双極子,ファンデルワールス相互作用,表面張力,表面過程,吸着

学生が身につける力

  • 専門力
  • 教養力
  • コミュニケーション力
  • 展開力 (探究力又は設定力)
  • 展開力 (実践力又は解決力)

授業の進め方

毎回の講義の前半で,復習を兼ねて前回の演習問題の解答を解説します。講義の後半で,その日の教授内容に関する演習問題に取り組んでもらいます。各回の学習目標をよく読み,課題について予習・復習を行って下さい。

授業計画・課題

授業計画 課題
第1回 電気双極子モーメント 電気双極子モーメント,分極率,誘電率の理解
第2回 分子間相互作用 双極子-双極子相互作用の理解,双極子-誘起双極子相互作用,誘起双極子-誘起双極子相互作用の理解
第3回 気体と液体 気体における分子間相互作用,表面張力の理解
第4回 固体と液体 Laplaceの式,接触角の理解
第5回 固体表面 固体表面の構造と成長の理解
第6回 表面における吸着 物理吸着と化学吸着,Langmuirの吸着等温式の理解
第7回 表面における触媒作用 表面における触媒作用の理解

準備学修(事前学修・復習)等についての指示

学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。

教科書

Peter Atkins, Julio de Paula 『アトキンス物理化学(下)第10版』, 16章・22章 東京化学同人, ISBN: 978-4-8079-0909-4

参考書、講義資料等

授業で扱う資料は,事前にOCW-iにアップする。

成績評価の方法及び基準

分子間相互作用と固体の表面・界面現象について,その理解度を評価。配点は,期末試験(80%),演習(20%)。

関連する科目

  • MAT.P204 : 物理化学(化学熱力学)

履修の条件・注意事項

履修条件は特に設けないが,関連する科目を履修していることが望ましい。