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2020年度 学院等開講科目 工学院 経営工学系 経営工学コース

会計情報と資本市場

開講元
経営工学コース
担当教員
永田 京子
授業形態
講義 (ZOOM)
メディア利用科目
-
曜日・時限
(講義室)
月3-4 (W9-425) / 木3-4 (W9-425)
クラス
-
科目コード
IEE.D432
単位数
200
開講時期
2020年度
開講クォーター
1Q
シラバス更新日
2025年7月10日
使用言語
英語

シラバス

授業の目的(ねらい)、概要

財務情報を使いこなす能力はビジネス及び資本市場における意思決定においてもっとも重要な能力のひとつである。本講義では,まずスモール・ビジネスのシミュレーションを行うことで,実践を通じて,経営者が意思決定する際に直面する様々な問題とそうした意思決定がどのような結果につながるかについて学ぶ。さらにコーポレート・ガバナンス,経営者による利益調整,CSR等に関する実証研究を購読・討議することを通して,報告数値の背後にどのようなストーリーが存在するのか学び, 企業評価について理解を深める。

到達目標

下記に関して理解を深めることが期待される。
- 経営者による意思決定とその帰結
- 財務指標の効果的な利用
- 利益調整の動機や環境
- コーポレート・ガバナンスと経営者の意思決定

実務経験のある教員等による授業科目等

実務経験と講義内容との関連 (又は実践的教育内容)

実務に関連した事項を取り上げる。

キーワード

事業意思決定
コーポレート・ガバナンス
コーポレート・ファイナンス
財務分析
利益調整

学生が身につける力

  • 専門力
  • 教養力
  • コミュニケーション力
  • 展開力 (探究力又は設定力)
  • 展開力 (実践力又は解決力)

授業の進め方

本講義では, 毎回の授業において課題が課され,ケーススタディなど受講者も手を動かし, ディスカッションに参加するアクティブな授業を行う。2〜3名で構成される学生のチームを作り, 授業で扱うさまざなトピックスをメンバー間で話し合い,プレゼンテーションを含む課題をチーム毎に行うことを予定している。

授業計画・課題

授業計画 課題
第1回

概要

本講義の概要を理解する
グループワークのためのチームを編成する

第2回

小売業のビジネス

・ケース討議
・演習

第3回

起業 意思決定

・ショート・プレゼンテーションと演習1
・資金調達

第4回

事業環境

・ショート・プレゼンテーションと演習2

第5回

事業計画と分析1

・ショート・プレゼンテーションと演習3

第6回

事業計画と分析2

・ショート・プレゼンテーションと演習4

第7回

事業計画と分析 3

・ショート・プレゼンテーションと演習5

第8回

事業計画と分析 4

・ショート・プレゼンテーションと演習6

第9回

事業計画と分析 5

・ショート・プレゼンテーションと演習7

第10回

事業意思決定の帰結

・ショート・プレゼンテーションと最終ラウンド
・振り返り

第11回

報告利益の重要性

・ショート・プレゼンテーションと討議

第12回

利益調整

・ショート・プレゼンテーションと討議

第13回

コーポレートガバナンスと機関投資家の役割

・ショート・プレゼンテーションと討議

第14回

コーポレートガバナンスとCSR

・ショート・プレゼンテーションと討議

準備学修(事前学修・復習)等についての指示

学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。

教科書

講義中に紹介する。

参考書、講義資料等

ハンドアウトを配布する。

成績評価の方法及び基準

課題(60%)
授業への参加 (40%)

関連する科目

  • IEE.D202 : 会計基礎論

履修の条件・注意事項

本講義で扱う課題に強い関心をもっていること。
会計および企業財務に関する基礎的な知識。