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2020年度 学院等開講科目 工学院 電気電子系

コンピュータアーキテクチャ(電気電子)

開講元
電気電子系
担当教員
中村 健太郎
授業形態
講義 (ZOOM)
メディア利用科目
-
曜日・時限
(講義室)
木7-8 (S222)
クラス
-
科目コード
EEE.C331
単位数
100
開講時期
2020年度
開講クォーター
3Q
シラバス更新日
2025年7月10日
使用言語
日本語

シラバス

授業の目的(ねらい)、概要

 計算機のハードウェア,特にマイクロプロセッサの構成と基本動作,そのハードウェア記述や命令セットとそれを用いたハードウエアの制御について示します.メモリとバス構成,モデルアーキテクチャと基本命令セット,アドレッシング,スタック,レジスタ間命令の制御,メモリレジスタ間命令の制御,パイプライン,割り込み,I/O等の周辺回路の制御について学びます.

到達目標

【到達目標】 本講義を履修することによって,マイクロプロセッサの基本的な構成と動作を理解し,そのハードウェア構成とプログラムによる制御の概要、基本命令を把握することを目標とします.
【テーマ】 本講義では,コンピュータの基本的な構造と動作について学び,ハードウェア記述,命令セットを用いたハードウェア制御の基礎を身につけます.

対応する学修到達目標は、
(1) 【専門力】基盤的な専門力
(4) 【展開力】(探究力又は設定力)整理及び分析できる力
(7) 幅広い専門知識を習得し,より高度な専門分野や他分野に自ら学修を広げる力

キーワード

計算機ハードウェア,マイクロプロセッサ,ハードウェア記述,命令セット,CASL2,COMET

学生が身につける力

  • 専門力
  • 教養力
  • コミュニケーション力
  • 展開力 (探究力又は設定力)
  • 展開力 (実践力又は解決力)
  • ・電気電子分野の応用専門力

授業の進め方

講義と講義時間内で行う練習問題により進めます.

授業計画・課題

授業計画 課題
第1回

イントロダクション・コンピュータの歴史

コンピュータとは何か理解する。コンピュータの歴史や応用について知る。論理回路の復習も行う。

第2回

基本構造・メモリとバス

コンピュータの基本構成,メモリとバスの構成について説明をする。

第3回

基本命令セット(アセンブリ言語)

基本命令セットの理解。アセンブリ言語に関する基本練習問題を解く。

第4回

シフタ,スタックとサブプログラム

シフタの動作,スタックとサブプログラムについて理解する。

第5回

バス構成

バスの構造と機能の理解

第6回

レジスタ間命令の制御

レジスタ間の命令の制御に関する演習問題を解く

第7回

パイプライン制御

パイプライン制御の基礎を説明する

第8回

信号処理プロセッサとI/O

信号処理プロセッサについて学ぶ。外部入出力について説明する

準備学修(事前学修・復習)等についての指示

学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。

教科書

福本聡・岩崎一彦 (2015) 『コンピュータアーキテクチャ』 朝倉書店

参考書、講義資料等

デイビッド,A.パターソン・ジョン,L.ヘネシー (2014) 『コンピュータの構成と設計』(第5版(上,下))(成田光彰訳) 日経BP

成績評価の方法及び基準

期末試験(70%)と、練習問題解答(30%)により成績を評価する。

関連する科目

  • EEE.M221 : 計算アルゴリズムとプログラミング
  • EEE.C321 : デジタル回路

履修の条件・注意事項

なし.