2025年度 (最新) 学位プログラムとして特別に設けた教育課程 学位プログラムとして特別に設けた教育課程 データサイエンス・AI全学教育機構
先端データサイエンス・AI第三
- 開講元
- データサイエンス・AI全学教育機構
- 担当教員
- 鈴木 健二 / 市川 類 / 金﨑 朝子 / 新田 克己 / 奥村 圭司 / 佐久間 淳 / 三宅 美博 / 小野 功
- 授業形態
- 講義
- メディア利用科目
- -
- 曜日・時限
(講義室) - クラス
- -
- 科目コード
- DSA.A503
- 単位数
- 100
- 開講時期
- 2025年度
- 開講クォーター
- 4Q
- シラバス更新日
- 2025年3月19日
- 使用言語
- 英語
シラバス
授業の目的(ねらい)、概要
AIの急速な進化は,私たちの生活の利便性を向上させる一方で, 社会的な影響ももたらしています. 本講義では,文理の枠にとらわれない幅広い視野を涵養し, 情報社会におけるAI倫理, 情報法制度, 及び, 責任あるAIを実現するための技術について教授します.本講義は,基盤人工知能(発展)で扱えなかったAIの社会的な課題を扱います.
到達目標
現代の情報社会における倫理的・法的・社会的課題を自ら考えられるようになること.
また, 説明可能なAIや公平性についての技術を理解すること.
実務経験のある教員等による授業科目等
実務経験と講義内容との関連 (又は実践的教育内容)
・市川類特任教授は, 経済産業省及び関連機関で30年以上にわたりイノベーション・デジタル・AI政策に従事.
・鈴木健二特任教授は, ソニーグループ(株)にてAI倫理に関する研究開発に従事.
キーワード
AI倫理, ガバナンス, プライバシー, セキュリティ, 説明可能なAI, 公平性, 生成AI
学生が身につける力
- 専門力
- 教養力
- コミュニケーション力
- 展開力 (探究力又は設定力)
- 展開力 (実践力又は解決力)
授業の進め方
・2Q開講クラスについては、対面授業(大岡山キャンパス)とZoom(ライブ型)を利用したハイフレックス型授業を実施する.
・4Q開講については、Zoom(ライブ型)にて授業を実施する.
授業計画・課題
授業計画 | 課題 | |
---|---|---|
第1回 | AIの社会的リスクと倫理(概要) | AIが社会に対して与えるリスクについて学ぶ. |
第2回 | データのセキュリティとAIの安全性 | セキュリティやAIシステムの安全性を学ぶ. |
第3回 | AI時代におけるプライバシーと個人情報保護 | AI利用を含むプライバシー保護について学ぶ. |
第4回 | AI規制とガバナンスを巡る世界動向 | 今後のAI規制やガバナンスの在り方を考える. |
第5回 | 説明可能なAI | ブラックボックスモデルをどのように解釈するのかを学ぶ. |
第6回 | 機械学習における公平性 | データバイアスや機械学習における公平性について学ぶ. |
第7回 | 生成系AIの倫理的・法的・社会的課題 | 生成系AIの開発や利用にあたる諸問題を考える. |
準備学修(事前学修・復習)等についての指示
学修効果を上げるため,配布資料等の該当箇所を参照し,授業内容に関する 予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと.
教科書
特になし.
参考書、講義資料等
T2SCHOLAにて電子的に配布する.
成績評価の方法及び基準
授業内での課題・議論, 及び, レポートに基づいて評価する.
関連する科目
- XCO.T487 : 基盤データサイエンス
- XCO.T488 : 基盤データサイエンス演習
- XCO.T489 : 基盤人工知能
- XCO.T490 : 基盤人工知能演習
- DSA.A504 : 先端データサイエンス・AI第四
- DSA.A604 : 先端データサイエンス・AI発展第四
履修の条件・注意事項
・AIの倫理的な側面を学ぶために, 社会的課題への関心を高めようとする向上心があること.
・責任あるAIの技術を習得するために, 機械学習の基礎を身に着けていること.
・第一回目の授業ではガイダンスを実施するので, 受講者は必ず出席すること.
連絡先 (メール、電話番号) ※”[at]”を”@”(半角)に変換してください。
市川 類 ichikawa.t.ap[at]m.titech.ac.jp
鈴木 健二 suzuki.k.ep[at]m.titech.ac.jp
オフィスアワー
水曜日
その他
・本授業科目は, 「アントレプレナーシップ科目」(GA0M, GA1M)とみなせる専門科目である.