2024年度 H27年度以前入学者向け 理学部 数学科
数学特殊講義C
- 開講元
- 数学科
- 担当教員
- 本間 泰史 / 五味 清紀
- 授業形態
- 講義 (対面型)
- メディア利用科目
- -
- 曜日・時限
(講義室) - 集中講義等
- クラス
- -
- 科目コード
- ZUA.E333
- 単位数
- 200
- 開講時期
- 2024年度
- 開講クォーター
- 2Q
- シラバス更新日
- 2025年3月14日
- 使用言語
- 日本語
シラバス
授業の目的(ねらい)、概要
スピン幾何学とは,スピノール場に作用するディラック作用素や特殊なスピノール場を用いて幾何学及び解析学を行う分野である.本講義ではスピン幾何学を研究するための基本事項(クリフォード代数.スピノール場.ディラック作用素,ツイスター作用素)を講義し,Friedrich固有値評価とキリング-スピノール場にを説明する.そして,Wangによる平行スピノールを持つ多様体の分類,Barによる実キリングスピノールを持つ多様体の分類について解説する.また,最近の話題としてスピン3/2幾何学を解説する.
これらの話題を通して,スピン幾何学が様々な幾何構造(アインシュタイン多様体,G2多様体などのリッチ平坦多様体など)と関わりがあり現代微分幾何学で重要であることが理解できる.
到達目標
・クリフォード代数,スピン群の表現の理解
・スピン多様体,ディラック作用素,ツイスター作用素の理解
・キリング-スピノール場とアインシュタイン多様体の理解
・キリング-スピノール場を持つ多様体と幾何構造の関係の理解
キーワード
クリフォード代数,スピノール場,ディラック作用素,キリング-スピノール場,アインシュタイン多様体
学生が身につける力
- 専門力
- 教養力
- コミュニケーション力
- 展開力 (探究力又は設定力)
- 展開力 (実践力又は解決力)
授業の進め方
通常の講義形式で行う.また,適宜レポート課題を出す.
授業計画・課題
授業計画 | 課題 | |
---|---|---|
第1回 | ・クリフォード代数とスピン群,スピノール表現, ・スピン構造 ・レビチビタ接続,スピン接続,ホロノミー群 ・ディラック作用素と指数定理 ・固有値評価とキリング-スピノール場 ・アインシュタイン多様体と様々な幾何構造 ・ 分類定理(平行/キリング-スピノール場をもつ多様体の分類) ・スピン3/2幾何学 | 講義中に指示する. |
準備学修(事前学修・復習)等についての指示
教科書
使用しない.
参考書、講義資料等
``スピン幾何学 -スピノール場の数学-'' 本間泰史 著 森北出版
``Real Killing spinors and holonomy’’, C Bär, Comm. Math. Phys. 154 (1993), 509–521.
``spin geometry'' by J. Figueroa-O'Farrill (@ https://empg.maths.ed.ac.uk/Activities/Spin/SpinNotes.pdf)
``spin geometry'' by C. Bär (@ https://www.math.uni-potsdam.de/en/professuren/geometry/teaching/lecture-notes)
成績評価の方法及び基準
レポート課題(100%)による.
関連する科目
- MTH.B341 : 位相幾何学
- MTH.B301 : 幾何学第一
- MTH.B302 : 幾何学第二
- MTH.B331 : 幾何学続論
- MTH.C305 : 実解析第一
- MTH.C306 : 実解析第二
- MTH.C351 : 函数解析
履修の条件・注意事項
可微分多様体についての基礎知識