2024年度 H27年度以前入学者向け 理学部 数学科
解析学特別講義A
- 開講元
- 数学科
- 担当教員
- 利根川 吉廣
- 授業形態
- 講義 (対面型)
- メディア利用科目
- -
- 曜日・時限
(講義室) - 月3-4 (M-112(H117))
- クラス
- -
- 科目コード
- ZUA.C331
- 単位数
- 100
- 開講時期
- 2024年度
- 開講クォーター
- 1Q
- シラバス更新日
- 2025年3月14日
- 使用言語
- 英語
シラバス
授業の目的(ねらい)、概要
幾何学的測度論の枠組みで考える平均曲率流である,Brakke流について,その定義や近年の研究結果について解説する.
時間でパラメター付けされた曲面族が平均曲率流であるとは,各時刻において,その曲面の平均曲率がその点における速度に等しいときである.平均曲率流は曲面積の勾配流とも考えられ,また動かないときには極小曲面となる.平均曲率流は特異点を発生するため,特異点を許容するクラスで解を考えるのが自然で,それは丁度幾何学的測度論で考えられるバリフォールドを使って表現できる.この講義ではそのようないわゆるBrakke流について,その定義から出発し,最新の研究結果までの理解を目指す.
到達目標
平均曲率流および幾何学的測度論を用いたBrakke流について理解する.
キーワード
平均曲率流,幾何学的測度論
学生が身につける力
- 専門力
- 教養力
- コミュニケーション力
- 展開力 (探究力又は設定力)
- 展開力 (実践力又は解決力)
授業の進め方
通常の講義形式で行う.適宜レポート課題を出題する.
授業計画・課題
授業計画 | 課題 | |
---|---|---|
第1回 | 平均曲率流とBrakke流の定義 | 講義中に指示する。 |
第2回 | 幾何学的測度論のいくつかの基本的概念 | |
第3回 | Huiskenの単調性公式 | |
第4回 | Brakke流のコンパクト性定理 | |
第5回 | Brakke流の接流 | |
第6回 | Brakke流の存在定理と正則性定理の概観 | |
第7回 | Kim-Tonegawaの存在定理の証明のアウトライン | |
第8回 | その他のトピック |
準備学修(事前学修・復習)等についての指示
学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと.
教科書
Brakke's mean curvature flow: an introduction, Springerbrief, Yoshihiro Tonegawa
参考書、講義資料等
特になし
成績評価の方法及び基準
レポートにより評価する。詳細は講義中に指示する。
関連する科目
- ZUA.C332 : 解析学特別講義B
- ZUA.C305 : 実解析第一
- MTH.C351 : 函数解析
履修の条件・注意事項
解析学特別講義Bも同時に履修すること.