2024年度 H27年度以前入学者向け 理学部 数学科
複素解析第一
- 開講元
- 数学科
- 担当教員
- 藤川 英華
- 授業形態
- 講義 (対面型)
- メディア利用科目
- -
- 曜日・時限
(講義室) - 月3-4 (M-107(H113)) / 月5-6 (M-B45(H105))
- クラス
- -
- 科目コード
- ZUA.C301
- 単位数
- 200
- 開講時期
- 2024年度
- 開講クォーター
- 1~2Q
- シラバス更新日
- 2025年3月14日
- 使用言語
- 日本語
シラバス
授業の目的(ねらい)、概要
この講義,複素解析では,1変数複素数値関数について解説する.これは発展を続ける現代数学に不可欠なものである.本科目は演習科目「解析学演習B第一」とセットで履修することが強く推奨される.
この講義の最初では,コーシーリーマンの方程式について解説する.これは実1変数の微分の概念を複素数関数に拡張する際にキーとなるものである.複素関数で微分可能なものは正則または解析的と言われる.さらにこの講義では,解析性の幾つかの同値条件についても論じる.解析関数についてのこれらの同値条件の理論はコーシー理論として知られているものである.次に,有理型関数とその孤立特異点について解説する.また,留数を導入し,それを用いて定積分の計算が可能になることを講義する.
到達目標
本講義を履修することによって以下のことが取得される.
1)複素微分とコーシー・リーマン方程式の理解.
2)コーシーの積分定理とその応用の理解.
3)最大値原理とシュワルツの補題の理解.
4)有理型関数とその特異点の理解.
5)孤立特異点の分類.
6)留数定理を応用して定積分の計算が可能になる.
キーワード
正則関数,コーシー・リーマンの方程式,収束半径,コーシーの積分定理, 有理型関数,孤立特異点,留数定理,調和函数
学生が身につける力
- 専門力
- 教養力
- コミュニケーション力
- 展開力 (探究力又は設定力)
- 展開力 (実践力又は解決力)
授業の進め方
通常の講義形式による講義である.
授業計画・課題
授業計画 | 課題 | |
---|---|---|
第1回 | 複素数の導入と複素関数列の収束 | 講義中に指示する. |
第2回 | べき級数とその基本的性質 | |
第3回 | 複素微分とコーシー・リーマン方程式 | |
第4回 | 線積分 | |
第5回 | コーシーの積分定理とその応用 | |
第6回 | 正則関数の性質 | |
第7回 | 最大値原理,シュワルツの補題、理解度確認 | |
第8回 | 有理型関数とローラン展開 | |
第9回 | 孤立特異点の分類と特徴づけ | |
第10回 | 留数と計算法 | |
第11回 | 留数定理 | |
第12回 | 定積分への応用 | |
第13回 | 偏角の原理 | |
第14回 | 調和函数 |
準備学修(事前学修・復習)等についての指示
学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。
教科書
使用しない
参考書、講義資料等
川平友規「入門複素関数」 裳華房
野口潤次郎「複素解析概論」 裳華房
成績評価の方法及び基準
期末試験による。詳細は授業中に述べる。
関連する科目
- MTH.C302 : 複素解析第二
- MTH.C301 : 複素解析第一
- ZUA.C302 : 解析学演習B第一
履修の条件・注意事項
解析概論第一及び第二を履修していることが望ましい.解析学演習B第一もあわせて履修することが望ましい.