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2023年度 学院等開講科目 教養科目群 文系教養科目

社会学C

開講元
文系教養科目
担当教員
吉川 侑輝
授業形態
講義 (対面型)
メディア利用科目
-
曜日・時限
(講義室)
月7-8 (W9-201(W921)) / 木7-8 (W9-201(W921))
クラス
-
科目コード
LAH.S308
単位数
200
開講時期
2023年度
開講クォーター
4Q
シラバス更新日
2025年7月8日
使用言語
日本語

シラバス

授業の目的(ねらい)、概要

本講では、現代の日本社会を、文化の観点から特徴づけることを目指す。特に社会学的な観点から行われた歴史研究や社会調査(質問紙調査やフィールドワーク)などの経験的研究を紐解くことで、芸術や音楽といった身近な文化現象について多角的に検討する。こうした作業を通じて、現代日本社会についての新たな見方や、その特徴や課題を検討するための理論的な道具立てを獲得することを目指す。

到達目標

(1)日本社会の特徴を、文化現象に係る具体的な資料やデータに即して論じることができる。
(2)身近な文化現象を、社会学における経験的研究に基づく観点から説明できる。
(3)文化に係わる社会理論について、適切な用語を用いながら説明できる。

キーワード

文化社会学 歴史 社会調査 社会理論 音楽

学生が身につける力

  • 専門力
  • 教養力
  • コミュニケーション力
  • 展開力 (探究力又は設定力)
  • 展開力 (実践力又は解決力)

授業の進め方

スライドを用いた講義形式を基本とするが、ペアまたは小規模なグループによるディスカッション、またクイズを取り入れることがある。ペアまたはグループによるディスカッションを実施する場合、担当者が設定したテーマをもとにグループで議論を行い、クラスで共有する。

授業計画・課題

授業計画 課題
第1回 イントロダクション クイズとディスカッション。リアクションペーパーへの回答。 内容は適宜指示する。
第2回 文化から見る現代社会 クイズとディスカッション。 リアクションペーパーへの回答。
第3回 趣味とジェンダー クイズとディスカッション。 リアクションペーパーへの回答。
第4回 友人関係と文化 クイズとディスカッション。 リアクションペーパーへの回答。
第5回 世代とアイデンティティ クイズとディスカッション。 リアクションペーパーへの回答。
第6回 ディスタンクシオン クイズとディスカッション。 リアクションペーパーへの回答。
第7回 文化的オムニボア クイズとディスカッション。 リアクションペーパーへの回答。
第8回 文化と批評 クイズとディスカッション。 リアクションペーパーへの回答。
第9回 アメリカナイゼーション クイズとディスカッション。 リアクションペーパーへの回答。
第10回 戦後民主主義 クイズとディスカッション。 リアクションペーパーへの回答。
第11回 創られた伝統 クイズとディスカッション。 リアクションペーパーへの回答。
第12回 国民国家 クイズとディスカッション。 リアクションペーパーへの回答。
第13回 西洋化 クイズとディスカッション。 リアクションペーパーへの回答。
第14回 まとめと振り返り クイズとディスカッション。 リアクションペーパーへの回答。

準備学修(事前学修・復習)等についての指示

学修効果を上げるため、配布資料等の該当箇所を参照し、「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。

教科書

教科書は用いず、スライドを用いた講義形式を基本とする。ノートをとれるようにしておくこと。

参考書、講義資料等

佐藤健二/吉見俊哉編、2007、『文化の社会学』有斐閣。
粟谷佳司/太田健二編、2019、『表現文化の社会学入門』ミネルヴァ書房。
南田勝也/木島由晶/永井純一/小川博司編、2019、『音楽化社会の現在——統計データで読むポピュラー音楽』新曜社。
長崎励朗、2021、『偏愛的ポピュラー音楽の知識社会学——愉しい音楽の語り方』創元社。
周東美材、2022、『『未熟さ』の系譜——宝塚からジャニーズまで』新潮社。

成績評価の方法及び基準

平常点(30%:リアクションペーパーなど)、定期試験70%。平常点は、参加の度合いや課題への取り組み、また授業ごとに提出を求めるリアクションペーパなどをもとに評価する。ただし、受講者の学修状況を勘案のうえ評価方法を変更する場合がある。
定期試験は、教科書・参考書・配布資料・ノート等持込可。なお全授業回のうち1/3を超えて遅刻・欠席した場合は、単位を認定しない。

関連する科目

  • LAH.S107 : 社会学A
  • LAH.S207 : 社会学B
  • LAH.S404 : 文系エッセンス4

履修の条件・注意事項

現代社会と文化現象に関心を持っていること。

その他

本講義では、レジュメやスライド等を利用する。授業のたびにリアクションペーパーなどを書いてもらい、次回講義の冒頭でそれらに回答する。なお、受講者の理解度に応じて、授業内容や進度を変更する場合がある。